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“邪魔な動画広告”には嫌悪感 Z世代の約7割は即スキップ

2026年04月29日 12時00分更新

■Fiom、Z世代の没入型広告に関する調査

 Fiomが運営するZ世代当事者によるシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に「Z世代の没入型広告についての意識調査」を実施し、その結果を発表した。

 本調査は、メタバース空間やゲーム内アイテム、ARフィルターなど、デジタル空間の体験に溶け込む「没入型広告(イマーシブ広告)」が注目される中、Z世代がそれをどのように受け止めるかを明らかにすることを目的としている。

 調査では、YouTubeやTikTokなどの動画広告について「原則として全ての広告をスキップする」(35%)と「最初の数秒で判断し、ほとんどの広告はスキップする」(34%)を合わせ、69%が能動的に広告を回避していることが分かった。また、最も嫌悪感を抱く広告として「コンテンツの視聴を妨げる、強制的な広告」(30%)が挙げられている。

 没入型広告に関して「悪い体験」と感じる理由としては、「プレイの妨げになる、押し付けがましい形で表示されるから」(34%)が最も多く、次いで「ゲームやメタバースの世界観を壊し、現実に引き戻されるから」(25%)が挙げられた。

 一方で、「良い体験」としては「自分のプレイや体験を邪魔しない、自然な形で存在しているから」(13%)や、「現実世界ではできない、特別なブランド体験ができるから」(25%)といった回答が見られた。

 また、没入型広告体験後のブランド好感度については、「体験が良ければ、大きく上昇する」(31%)と「体験が良ければ、少し上昇する」(34%)を合わせ、65%が好感度上昇と回答している一方、「むしろ悪化する」と回答した層も10%存在した。

 メタバース空間でのプロモーション手法としては、「面倒なことは一切なく、ログインするだけでブランドのロゴ入りのクールな無料アバターアイテムをくれる」(44%)が最も多く、「作り込まれたバーチャルストア」(32%)や「ミニゲーム」(21%)が続いた。

 理想の広告の未来像としては、「広告とエンタメの境目が無くなり、広告を見ること自体が楽しみの一つになる」(37%)が最多であり、次いで「AIが自分の好みを完璧に理解し、本当に必要な情報だけを完璧なタイミングで届けてくれる」(31%)という回答が示された。

 同研究所は、Z世代は広告そのものを否定しているのではなく、「文脈に合わないノイズ」を嫌っているに過ぎず、エンタメとして昇華された広告には強い期待があると分析している。

 調査概要は、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に、2025年8月〜9月にインターネット調査で実施され、有効回答数は268であった。

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