週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

自作PC初心者にとっても組み立てやすいメリットも!

ゲーミングPCの見映えやコスパを求めるならマザーボードはコレ「MPG B760M EDGE TI WIFI」

2024年02月20日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 今回紹介するのはMSIのマザーボード「MPG B760M EDGE TI WIFI」。少し前に同じIntel B760チップセットでやはりmicroATXの「MAG B760M MORTAR WIFI II」を紹介しているが、それよりもひとつ上で機能も強化されたモデルに相当する。

MSI「MPG B760M EDGE TI WIFI」 実売価格は3万8000円前後

上位グレードならではのデザイン&機能

 MPG B760M EDGE TI WIFIは製品名のとおりMPGグレード。MEGグレードがゲームもOCものエンスージアスト向けなら、MPGグレードは純粋にハイエンドゲーマー向けをターゲットにしている。とはいえハイエンドゲーマーのメインは上位チップセットのIntel Z790となるので、Intel B760のMPGグレードは本製品ともうひとつMini-ITXの「MPG B760I EDGE WIFI DDR4」のみ。CARBONは2024年2月現在で未ラインナップとなっている。

 CARBONがブラック基調なのに対し、EDGEはシルバー基調のカラーリング。同じくシルバーなのがMAGグレードのMORTARシリーズだが、MPG B760M EDGE TI WIFIとMAG B760M MORTAR WIFI IIではけっこうデザインが異なる。MPG B760M EDGE TI WIFIは若干高価な分だけ2nd M.2ヒートシンクも大きくシルバーの面積も広い。2nd M.2ヒートシンクがシルバーで大きいと言っても、microATXなのでビデオカードに隠れてしまいがちだが、細部のデザインにもこだわる方は、数千円足してもMPG B760M EDGE TI WIFIのデザインを選ばれるのではないだろうか。

x16スロットの上に1基、下に2基のM.2スロットを搭載

 もうひとつ、上位グレードだけに機能、付加価値部分にも注目したい。MPG B760M EDGE TI WIFIの1st M.2ヒートシンクはツールレスで着脱できる「スクリューレスM.2 Shield Frozr」が採用されている。ネジ式の場合、とくに男性はバカヂカラでネジ山をナメてしまったり、トルクをかけすぎて固着してしまっていざトラブルが生じた際に慌てるなんてこともある。スクリューレスM.2 Shield Frozrは、一見すると圧が弱いように見えても実際には適正な圧で固定されるから心配無用だ。またスロット部分にもヒートシンクがあるため、SSDの両面をヒートシンクが挟み込む熱処理構造になっている。

1stスロットはラッチ式にツールレスでSSDを装着できる

使いやすさ、組み立てやすさの付加価値が多め

 拡張性という点では、拡張スロットがPCI Express 5.0 x16×1にPCI Express 3.0 x4×1 、M.2スロットがCPU直結のGen4 x4×1、チップセット経由のGen4 x4×1とGen4 x4/SATA×1、ほかSATA×6といったレイアウトだ。MAG B760M MORTAR WIFI IIと比べるとSATAが2ポート増えているほかは同じ。つまり拡張スロットよりもM.2スロット数を重視した、最新トレンドに沿ったデザインと言える。

拡張スロットは、x16スロットとx4スロットの2本

拡張スロットの間にある2nd、3rdのM.2スロット

Serial ATA 3.0は6ポート。最近のIntel B760マザーボードでは4ポートのモデルも多く、ここが決め手になる方もいるだろう

 バックパネルはUSB 2.0×4、USB 3.2 Gen2×3、USB 3.2 Gen2x2 Type-C×1、映像出力にDisplay Port×1、HDMI×1、SP/DIF付きのオーディオ入出力端子などが並ぶ。なお、MPG B760M EDGE TI WIFIのバックパネルには、クリアCMOSスイッチも搭載されている。MAG B760M MORTAR WIFI IIと異なるところだ。

ホワイト(シルバー)のバックパネルには、CMOSクリアボタンを含め充実のインターフェース

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう