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中華電動コンポはちょっと旧いロードバイクを救う

2024年02月11日 07時00分更新

 もうローラー踏むのも飽きたし、なぜか週末を狙って吹き荒れる雪のおかげでMTBも厳しいしで、もはや泣くより仕方ありません。新車を買ったのに乗れてない情報2024、スプリング歯で噛む私は四本淑三です。ギリギリギリ。

 さて、そんな年明けに、中国WheelTop社の電動コンポ「EDS (Electronic Derailleur System)」が国内販売されるというニュースが舞い降り、スポーツ自転車界隈は騒然となったのであります。何しろ輸入代理店はコーダーブルームやネストで知られる、あのホダカさん。発売は今年4月の予定とか。マジかよ。そこで本日の話題の中心といたしますのは電動コンポの行方。

 電動コンポの楽ちんさを体感するともう元には戻れない。でもお値段がお高い。故にカーボンフレームと組み合わせるハイエンドコンポと見做されてきたわけであります。カンパニョーロのスーパーレコードワイヤレスなんか一式90万円ですからたまりません。

 だけど皆さん冷静に考えて下さい。電気仕掛けで動く、部品点数もそう多くはない、ソフトウェア制御の量産品が、そう永くお高いままでいられるはずもありません。ビニールレコードに対するCD、機械式時計に対するクオーツ時計、ガソリンエンジンに対するEVのようなものとすれば、いずれ安価な電動コンポが市場を淘汰してゆくのではないか。そして焼け野原となった市場から立ち上るのは何なのか。

 そんな未来に対する不安と期待を背負いつつ、かの中華コンポは話題をかっさらっていったのですが、詳細を知るにつれ、思っていたものと実際の製品はちょっと違っていたことを知るのでした。

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