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2024年も白色PCを組もう!

真っ白ボディとLEDを装備したPalit「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」に注目

2024年01月31日 13時00分更新

「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」の実力をチェック

 「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」のキモである真っ白GPUクーラーの冷却性、静音性に続いては、そのゲーミングパフォーマンスだ。

 GeForce RTX 4070 Ti SUPUERの実力は、「GeForce RTX 4070 Ti SUPERの実力を検証!RTX 4070 Tiと比べてどう変わる?」で検証済み。ここではゲームをメインに、「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」の実力を確認していこう。

 テスト環境にはCore i9-13900KとZ790チップセット採用マザーボードのMSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」、32GBのDDR5-6000駆動メモリーなどで構築し、Palit製ではないが事前にGeForce RTX 4070 Tiビデオカードを触る時間が取れたので、ドライバーのバージョンは異なるが比較用に使用した。

24コア/32スレッドCPUのCore i9-13900Kなどで構築した

テスト環境
CPU インテル「Core i9-13900K」
(24コア/32スレッド、最大5.80GHz)
CPUクーラー EKWB「EK-Quantum Velocity2 D-RGB - 1700(ウォーターブロック)」など
本格水冷(360mmラジエター)
マザーボード MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」
(インテル Z790、ATX)
メモリー KLEVV「BOLT V DDR5 DDR5-6000 16GB×2 KD5AGUA80-60A300H」
(16GB×2、DDR5-6000)
ビデオカード Palit Microsystems「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」
(GeForce RTX 4070 Ti SUPER、16GB GDDR6X)
GeForce RTX 4070 Ti GDDR6 12GB
ストレージ Samsung「980 PRO 2TB」
(2TB、PCIe4.0 NVMe)
電源ユニット FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」
(80PLUS PLATINUM 1000W)
OS Microsoft「Windows 11 Pro 64bit」(23H2)

 まずは「3DMark」からみていこう。ここではスコアではなく、Graphics test中の平均フレームレートをまとめた。結果は、より負荷の高いGraphics test 2はフレームレート差が縮まる傾向があるものの、5%強~約14%までRTX 4070 Tiから、安定してフレームレートを伸ばしている。

単位:fps

 続けて、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を画質品質「最高品質」、WQHD解像度と4K解像度で実行し、レポートに出力される平均と最小フレームレートをまとめた。

単位:Score

単位:Score

 RTX 4070 Tiからは順当にフレームレートは伸びており、WQHD解像度では平均が7.6%、最小が11.3%伸び、より負荷の高い4K解像度では平均が13.7%の約15fps、最小では16.8%の13fps伸びている。

 当然、WQHD、4K解像度ともに、「非常に快適」指標の1万5000スコアをクリアしている。このスコアとフレームレートなら、今後予定されている大型アップデートでのグラフィックス向上によるGPU負荷増加も問題ないだろう。

重量級ゲームタイトルでチェック

 次は「アサシン クリード ミラージュ」と「サイバーパンク 2077」の重量級ゲームタイトルで確認していこう。

 レイトレーシングには対応していないが、GPU負荷の高い「アサシン クリード ミラージュ」を、最高画質(DLSS バランス)、WQHDと4K解像度で内蔵ベンチマークを実行し、フレームレートの平均と最小(1% Low)を抽出した。

単位:fps

単位:fps

 伸びは大きくないが、RTX 4070 Tiから、平均フレームレートが両解像度で9%前後、最小(1% Low)が、WQHDで7.8%、4Kで6.4%の向上に留まっている。

 「サイバーパンク2077」は、「レイトレーシング:ウルトラ」プリセットを選択したうえ、DLSSをバランスで効かせている。解像度はWQHDと4Kを選択し、内蔵ベンチマークを利用してフレームレートを計測した。

単位:fps

単位:fps

 ここまでと同じく、超重量級のサイバーパンク2077も差は小さいがしっかりとRTX 4070 Tiからフレームレートを伸ばしている。「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro OC White」は、RTX 4070 Tiから劇的なフレームレート向上はみられないが、メモリー容量、バス幅の拡張で4K解像度でのゲーミング性能が向上しているのは間違いない。

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