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2024年も白色PCを組もう!

真っ白ボディとLEDを装備したPalit「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」に注目

2024年01月31日 13時00分更新

真っ白なGPUクーラーをチェック

 キレイな白色カバーはLEDギミックや高級感を出すメタルプレートを備え、垂直配置したくなるデザインになっている。LEDギミックは中央ファンの四方と側面部に内蔵しており、Palitビデオカードツール「ThunderMaster」や、付属の「ARGB SYNCケーブル」を使うことで、マザーボードのLEDツールから発光色や発光パターンをカスタマイズできる。

真っ白なGPUクーラーを活かすなら、垂直配置がおすすめだ

GPUカバーの左下と右上には、メタルプレートが取り付けられていた。チープになりやすいプラスチックカバーを、映えさせるワンポイントだ

ビデオカードの通常取り付け時に、目に入るバックプレートもキレイな白色になっているのもポイントだ

バックプレート後部は、ヒートシンクを通った風が抜けるように、大きなスリットが設けられているおなじみのデザインだ

カード長だけでなく、厚さも64.4mmと厚く、3.1スロットを占有する

中央ファンの四方にLEDギミックを内蔵する

側面にある「GEFORCE RTX GAMINGPRO」のロゴなども発光する

Palitビデオカードツール「ThunderMaster」

ファン回転のカスタマイズも可能で、制御は中央ファン(FAN1)と、左右ファン(FAN2)で分かれている

好みの色に発光させられ、GPU温度で発光色を変えることも可能だ

 「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」の最大トピックは、白色のカバーやファンだが、GPUクーラーで最も大事な冷却面や静音性にも不安なし。仕様はGeForce RTX 4070 Tiなどを搭載した「GamingPro」シリーズと同じで、渦巻効果が解消されるファンテールのウィングレットや、エアフローを増加させるファンブレードのゲール・タロンデザインを採用する3基の90mm径ファンを搭載する。

 ほかにも、滑らかに空気が流れフィンと空気の接触面を増やす「Y Formula Fins」や、GPUとVRAMに接触する幅広の銅製ベースプレーを採用する大型ヒートシンク、そして基板にはコンパクトな基板の反りを防ぐプレートを備える。

ファンテールにウィングレットを備える90mm径ファンを3基搭載している

 ファンはセミファンレス動作で、GPUコア温度が60度を超えると回転率30%で動作するようになっている。そこで、30~100%の10%刻みでファンの動作音を計測してみた。季節柄、隣室の室外機の音がどうしても影響してしまうので、ファン停止状態でも37dBAと若干騒音値が高めになっているが、ファンの回転数も最大3600rpmの高回転仕様となっているため、騒音値は最大60dBAを超えている。

単位:dBA(折れ線はファン回転数)

 バラック状態だが、使用感としては回転率50%~でファンの風切り音が多少耳につくようになる。とは言え、今の寒い季節では「3DMark」のストレステスト「Speed Way Stress Test」を20分程度実行した際も、回転率は30%前後を維持していた。また、停止状態から30%まで回転数が上昇するファン回転始動時も、非常に静かで気になるノイズはなかった。

 「HWiNFO64 Pro」で、ストレステスト実行中のGPUコア温度なども確認すると、GPUコア温度の「GPU Temperature」は、最大でも60.7度に抑え込まれ、テスト中の平均温度も58.1度になっている。ホットスポット温度は最大72.8度、メモリー温度は最大70.0度と不安のない温度になっている。

単位:℃

 真っ白GPUクーラーが魅力の「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」だが、その冷却性、静音性には文句の付けどころがない。

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