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ロジクールの笠原健司社長

働き方は変化しても会議室は変わらない、日本のオフィスの課題を問う

2023年12月18日 08時00分更新

ロジクールのオフィス戦略

出先や移動先で日常的に会議する時代だから……

 今回の会見では、ロジクールの親会社であるロジテックのGuy Gecht氏がビデオメッセージを寄せた。同氏は、2023年11月末までロジクールの暫定CEOを務め、現在も取締役技術革新委員を務めるボードメンバーの1人だ。

ロジクールのオフィス戦略

 Gecht氏は、「自宅や職場、ホテルなど、様々な場所で働くようになり、ビデオコラボレーションが、日常的に使われるようになっている。ロジクールでは、使いやすさや信頼性、様々なシステムとの連携を重視し、だれもが簡単にビデオ会議を行うことができるようにしている」とし、「ロジクールが、重視していることのひとつに、この分野のマーケットリーダーとして、強固なパートナーシップを構築することがあげられる。マイクロソフトやZoom、Google、アップルなどと確固たるパートナーシップを確立しているのはその一例だ。また、システムを開発する際には、重要な市場に重点をおき、どのようなパートナーシップが必要なのかといった点も見極めている。日本は、いうまでもなく、非常に重要で戦略的な市場であり、オフィス家具のトップメーカーであるイトーキをはじめとしたパートナーとの今回の連携は、とても喜ばしい。イトーキは、ロジクール製品を利用することを前提にしたオフィス家具を市場投入しており、こうしたオフィス家具が市場に浸透し、高く評価されることを期待している。。働き方が進化していくなかで必要なイノベーションを日本市場にもたらしたい。日本のお客様やパートナーと長期的な強い信頼関係を構築したい」と述べた。

 ロジクールが本気で取り込む日本での法人事業は、日本の様々な企業巻き込んだユニークな形で、成長戦略を描くことになる。

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