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ロジクールの笠原健司社長

働き方は変化しても会議室は変わらない、日本のオフィスの課題を問う

2023年12月18日 08時00分更新

ビデオと音声を統合し、スペースに合った提案を

 ロジクールのビデオコラボレーションが評価されているのは、会議室やハドルスペース、アイディエーションスペース、没入型ビデオ会議室といった様々な用途において、最適なソリューションを提供している点にある。

ロジクールのオフィス戦略

ハドルスペースにロジクールのビデオコラボレーションを設置した例

 カメラやマイク、スピーカーを一体化したRALLY BARおよびRALLY BAR MINIでは、AIが自動的に話者の音声を捉え、ノイズをカットして相手に伝えることができる。SIGHTでは、会議室を2つのカメラによって315度の範囲までカバーし、参加者を正面から捉えて表示することができる。また、SCRIBEは、ホワイトボードの内容を参加者全員で共有し、書いている人を透過して文字を表示することを可能にする。さらに、会議室の予約状況を瞬時に確認できるTAP SCHEDULERや、事前設定なしですぐに会議を開始することができるTAPなどを用意。参加者がストレスなく、ビデオコラボレーションを開始でき、違和感が少なく会議に没頭できる。

ロジクールのオフィス戦略

カメラやマイク、スピーカーを一体化したRALLY BAR

ロジクールのオフィス戦略

2つのカメラによって315度の範囲までカバーするSIGHTと、事前設定なしですぐに会議を開始することができるTAP

 「対面コミュニケーションは、言葉だけでなく、眼の輝きや表情から得られる楽しさ、口の動かし方、身振りや手ぶりといった非言語のコミュニケーションがあるからこそ、伝わるものが多い。そこに信頼感が生まれたり、対話が弾んだりする要素がある。一方で、ホワイトボードを使うと、議論が活発化することから、私自身も多用しているが、熱が入りすぎて、オンライン参加者が、ホワイトボードが見えないのに議論を進めてしまい、オンライン参加者が議論の外になるということもある。オフィスの外にいても、オフィスのなかにいるような状況で議論に参加することが大切である。ロジクールのテクノロジーは、オフィの外にいても、オフィスのなかにいるのと同様の環境を実現することにこだわり、開発チームはそこにフォーカスして製品を作っている。自宅でも、オフィスでも、外出先でも、すべての人々に最高で、公平な体験を提供できる」と語る。

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