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カッターナイフの替刃を使う工具

プラ板切るならコレ! 替刃式で気持ちよくズバッと切断できる「アメイジングカッター」

2023年12月18日 18時00分更新

替刃や受け板といった交換消耗品は自分で用意する!

 刃は消耗品なので、切れ味が悪くなれば交換できます。

 手順はシンプル。まず、刃を押さえているクランププレートのネジを2つ外し、クランププレート、刃の順に外します。新しい刃と入れ替え、クランププレートを乗せてネジで仮止め。グリップを握り、刃と受け板が軽く当たるようにしてから、ネジをさらに締めればOKです。

ネジを外して、クランププレート、刃を外したところ

刃が受け板に当たるよう調整してから、ネジを締めます

 ちなみに、カッターナイフの替刃は大抵のものが使えますが、推奨品があるので迷ったらこちらから選ぶといいでしょう。

替刃の推奨品。これ以外も使えます

 もう一つの消耗品が、受け板。何度も刃を当てていると受け板に刃がめり込んでいき、キレイに切れなくなってきます。こうなったら交換時です。なお、純正品パーツは用意されていないので、3mmのプラスチック角棒を82mmに切って使います。

 こちらの交換も簡単で、3つのネジを緩めて受け板を引き出し、再びはめてネジで固定するだけです。

 ちなみに、サイズは結構ギリギリなので、手を滑らせると刃にあたり、大けがをしてしまいます。受け板だけ交換する場合でも、先に刃を外しておいた方が安全です。

3mmの角棒を交換。端から持ち上げるようにすると外れます

 ちなみに、この受け板の一番根元のネジは、付属のスケールを固定する場所でもあります。スケールは32mmまで目盛りが振ってあるので、短い材料を切り出したいときに便利。10mm幅の板や、20mm長の棒材を多数用意する、といった場合に重宝します。

スケールを付ければ、長さを確認しながらカットできます

キレイな断面でサクッと切れるのがクセになる

 力をかけずにサクサク切れるのが気持ちよく、原稿を書くにあたり、意味もなくイロイロ切ってしまいました。もし切れ味が落ちても、カッターナイフ用の替刃交換で復活するとなると、ランニングコストの高さが素晴らしいですね。

 ただし、本体価格は実売約1万4000円前後とお高めなのがネック。

 利用頻度が低いなら不要ですが、もし、真っ直ぐに切る加工が多いというのであれば、迷わず買うことをオススメします。作業時間が一瞬になるうえ、切断面もキレイなので、満足できること間違いなしです。

●お気に入りポイント●

・軽い力で切り落とせる

・切れ味をいつでも取り戻せる

・刃や受け板が汎用品なので安い

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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