週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

【写真家レビュー】Pixel 8 Proはカメラとして考えても魅力的なアイテム

夕暮れの川辺に渡り鳥が。望遠カメラで撮ってみても、まったく焦点距離が足りず。こういうときは思い切った構図にしてみるのも手だ。さらに30倍のデジタルズームでも撮影。光量に乏しく、しかも逆光という難しい状況だったが、AIを使った超解像ズームにより画質は思いのほか良好だ。これならライブやスポーツ観戦でも十分使えると思う

新搭載「プロ設定」でISO感度などをマニュアルで調節可能

 広角カメラや、光学5倍の望遠カメラはPixel 7 Proから目立ったスペックアップはないが、シャッタースピードやピント、ISO感度などをマニュアルで調節できる「プロ設定」が新たに搭載されている。正直にいえば動きを表現する「アクションパン」や前後をボカす「ポートレート」の仕上がりがよいので、あまり出番はないと思うが、色合いを調整する「ホワイト」(一般的なカメラでいうホワイトバランス)は重宝するかもしれない。

カメラがどうしても明暗差を埋めようとするため、光と影が印象的な場面などは意図と違う仕上がりになりやすい。この写真はメリハリが強くなるフィルタ「アルパカ」を適用した

 スマホのカメラは全般的にホワイトバランスが不安定だが、Google Pixelは日陰で青みが強く残るように感じる。余裕があれば自分で補正して、イメージ通りの色味に仕上げるのがいいと思う。また「編集」メニューに従来からあるフィルタも有効だ。

明暗差が埋まることで助かる場面もある。というか、一般にはそういうことが多いから、スマホのカメラはそういう方向へ仕上げるのだろう。引きがない状況だったので超広角カメラで撮影しているが、中心部は恐るべし解像感。周辺はさすがにやや甘くなるが、12mm相当という超弩級の画角を考えれば優秀といっていいだろう

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事