週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

動画への没入感を高めるテクはこれ!

余計なノイズは除去! BGMや効果音を追加して、見やすい動画を作ろう

2023年11月30日 09時00分更新

BGMや効果音を追加する場合の注意点とは

 視聴者を引きつける魅力的な動画を作るには、多くの場合、BGMや効果音は欠かせない存在だ。しかし、BGMや効果音を扱う場合は、まず著作権について注意しなければならない。音楽は著作権によって厳格に守られており、無断での使用は法的な問題を引き起こすおそれがあるためだ。

 それでは、どのようにして著作権の問題を避け、合法的に音楽を追加するにはどうしたらいいかを確認していこう。

●素材ライブラリー「Storyblocks」を契約する

 「LumaFusion」は、「Storyblocks」というサービスから音楽や効果音などの素材提供を受けており、これらの素材であれば直接挿入できる。素材はロイヤリティフリーで商用利用可能なので、この素材を使うのが最も手軽な方法だ。ただし、無料で使えるのはほんの一部。ほとんどの素材はサブスクリプション契約が必要となる。

 ちなみに、料金体系は月額1100円または年間7800円だ(執筆時点)。利用できる素材は音楽、効果音以外にビデオ素材などもある。利用できる素材数は100万以上と非常に豊富なので、バリバリと素材を使う人であれば、かなり破格な値段と感じるだろう。

「Storyblocks」の有料素材をタイムラインに配置しようとすると、サブスク契約を促すメッセージが表示される。料金ボタンをタップすると契約したことになり、素材が使えるようになる

 しかし、素材をたまにしか使わないというのであれば、けっこうな負担となってしまうかもしれない。迷ったときは、いくつかの素材を事前にチェックし、自分のやりたい表現に見合うものがあるかどうか、確認しておこう。素材を確認するだけなら、無料でできる。

「Storyblocks」の素材をタップし、プレビュー画面の再生アイコンをタップすると、内容を確認できる。使いたいものが多ければ、サブスク契約を検討するといいだろう

●著作権フリーの音源を外部サイトから入手する

 最も一般的な方法が、著作権フリーの音源を外部サイトから入手して使用する方法だ。著作権フリーと称される音源は、著作権者が一般に対して利用を許可している音楽のことで、通常は問題なく利用できる。ただし、すべての使用が許可されているわけではなく、あくまで著作権者が設定した条件の範囲内での使用が可能となる。

 特に注意したいのが、「クリエイティブ・コモンズライセンス」というもの。このライセンスには複数の種類があり、商用利用不可や改変禁止、クレジット表記必須などの条件を設けていることがある。そのため、音源を使いたい場合は、それぞれのライセンス内容を確認する必要がある。

著作権フリーのサイトでも、「クリエイティブ・コモンズライセンス」が設定されている場合がある。ダウンロードする前に、利用条件を必ず確認しておこう

●信頼できる音源サイトを使う

 音源を探す際は、信頼できる音源サイトを利用することが肝心。「YouTubeオーディオライブラリ」「DOVA-SYNDROME」「甘茶の音楽工房」「効果音ラボ」など、著作権フリーを明確にして音源を提供しているサイトは多いので、このようなサイトを使うのがおすすめだ。

【YouTubeのオーディオライブラリ】https://studio.youtube.com/
 YouTubeが運営するBGMや効果音の無料ダウンロードサービス。「YouTube」にアップロードする動画であれば、誰でも自由にコンテンツを使用できる。「YouTube Studio」の「オーディオライブラリ」からアクセスが可能だ。

「YouTubeオーディオライブラリ」 

【DOVA-SYNDROME】https://dova-s.jp/
 アプリ・ゲーム・映像など、さまざま分野の作曲家が登録しているサイト。商用利用可能、クレジット表記不要で利用できるのがポイント。楽曲数も多く、イメージどおりの楽曲が見つかりやすい。

「DOVA-SYNDROME」 

【甘茶の音楽工房】https://amachamusic.chagasi.com
 幅広いジャンルの楽曲を利用できるサイト。特に、イージーリスニングやヒーリング系の楽曲が充実している。シンプルなデザインで楽曲が見つけやすいのも便利なところ。

「甘茶の音楽工房」

【効果音ラボ】https://soundeffect-lab.info/
フリーで利用できる効果音を集めた国内最大手のサイト。このサイトの効果音は、「YouTube」やゲーム、テレビなどでもよく利用されているので、一度は聞いたことがあるだろう。効果音は2000種類以上あり、すべて無料で利用可能だ。

「効果音ラボ」

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事