週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

会社、クビになったりしないよね?

PC自作系編集者として励んできた18年が霧散……インテルPCマイスター上級試験に落ちた話

2023年11月15日 10時00分更新

PC自作系編集者として励んできた18年が霧散……インテルPCマイスター上級試験に落ちた話

PC自作の伝道師を育成するカリキュラム「インテルPCマイスター」。上級は試験があり、アスキー歴18年のジサトライッペイが挑戦してきました

 ジサトライッペイです。先日、インテルがPC自作の伝道師を育成するカリキュラムをぶちあげましてな。行ってきたんですよ。会社が行けって言うんでね。仕方なく。本当に仕方なくですよ? 挑戦してきたんですわ。詳しくは既報( アスキー編集者なら当然受かるよね? PC自作の知識が試された「インテルPCマイスター」に挑戦)やアスキーYouTubeチャンネルをご覧いただきたく……。

「インテルPCマイスター」の模様はこちら

インテルのPC自作伝道師育成カリキュラム「インテルPCマイスター」に、アスキー編集部から3人を派遣。試験を突破しないと取得できない「上級」にはジサトライッペイが挑戦!

■無慈悲な不合格メール、しかし心当たりも……

 でね。ついに僕が受講した「上級」試験の結果が出たんですよ。それがこちら。

PC自作系編集者として励んできた18年が霧散……インテルPCマイスター上級試験に落ちた話

合否通知はメールでいただきました

 「貴殿は不合格となりました」だってさー! あははー! アスキーに入って苦節18年。雨の日も風の日も、結婚どころか恋人も作らず(作れず)さー、毎日毎日ただひたすらにCPUやらPCの活きた情報を収集・記事化してきた野郎がさー! 不合格だってさー! 笑ってくれよー! あははのはー!

 「PC自作系編集者として、がむしゃらにやってきたこの18年はなんだったんだ……」、「全国のPC自作初心者のためにPCパーツショップで1日店長してきたあの日々はなんだったんだ……」と問答すること数週間。いまだ出口の見えない暗闇の中、ようやくこのたび筆をとった次第です。

 いや、もちろんそれだけインテルPCマイスター上級がハイレベルだったということなのでしょう。合否の通知メールにもある通り、採点結果及び解答は非公開。ゆえに、僕のどこがダメだったのかは判然としません。しかし、1点だけ心当たりがないこともないです。それがこちら。

PC自作系編集者として励んできた18年が霧散……インテルPCマイスター上級試験に落ちた話

 実技試験の「起動しないPCの原因を探れ」というトラブルシューティングで、やらかしてるんですよね。どこに不備があるのか疑心暗鬼に陥り、結果原因とはまったく関係がなかったグラボをひっこ抜いて、そのあと戻す時に補助電源端子を挿し忘れてBIOS画面が出ないという大失態をおかしてるんですよね……。

 こうして自分で書いてても、「そりゃ受かるはずないよな……」と思いますよ。インテルPCマイスターは身近なPC自作の伝道師を育成することが目的です。つまり、時に初心者にもわかりやすくそのおもしろさを伝え、時に初心者のトラブルシューティングにも的確に対応できるスキルが必要なんですよ。

 その点で言えば、前者はまあさておき、後者は試験結果からすれば、こともあろうにトラブルを無用に増やしているわけですから。そりゃ受からんわなと。初心者だって頼った人がこのていたらくじゃ困惑しますわなと。なんだったら、その経験からPC自作が嫌いになる可能性だってありますわな!

 そう考えると、僕は「伝道師」にはまだ不適格であると、ぎりぎり納得できなくもありません。人は誰しもがミスをおかします。しかし、大事なのはそのミスを二度としないことです。そして、合否通知メールには「再度の挑戦をお待ちしております。」ともありました。挽回のチャンスはちゃんとあるのです。

 というわけで、今日から僕は浪人生。大学も一浪してるので、なにかと一発でうまくいかない人生には慣れっこです。次回の試験はいつかわかりませんが、それまで技術的にも精神的にも精進します。聞けば、今回の合格率は約4割だったそうな……。浪人生諸君! 共に頑張りましょう!

筆者紹介───ジサトライッペイ

PC自作系編集者として励んできた18年が霧散……インテルPCマイスター上級試験に落ちた話

 アスキーに自作PC大好き集団「自作虎の巻」、略して「ジサトラ」のアルバイトリーダー。宮城県出身の1982年生まれ。2005年にPC自作の知識はもちろん、IT関係の知識がまったくない状態で週刊アスキー編集部にアルバイトで潜り込む。その後、なんやかんやでハイエンドPC自作にのめりこみ、依然貯金ゼロの生活が続いている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事