週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

インテルのクリエイター支援プロジェクト「インテル Blue Carpet Project」で豪華クリエイターが対談

2022年09月14日 16時10分更新

 インテルは9月13日、クリエイター向け支援プロジェクト「インテル Blue Carpet Project」のこれまでの活動や今後の動きについて発表する「Blue Carpet Project Update Meeting」をYouTubeで開催した。

 インテル Blue Carpet Projectは、最新のPCやテクノロジーを通じたクリエイターの創作活動のサポート、次世代クリエイターの育成、クリエイター間のコミュニティー形成といったことを目的としたもの。

 セミナーやワークショップ、コンテストなどを開催する一連の施策を「インテル Blue Carpet Studio」と称し、学生などが、トップクリエイターの作品やその制作舞台裏に触れたり、実際に技術を教わったりといった場を設けている。

インテル Blue Carpet Projectの施策内容

 また、プロジェクトに賛同する現在20名のトップクリエイターからなるコミュニティー「インテル Blue Carpet Club」を形成しており、この参加クリエイターたちが、セミナーやワークショップにも参加している。さらに、インテル Blue Carpet Clubのクリエイターへの機材提供を通して、クリエイティブ業界の発展にも寄与している。

 2022年3月のプロジェクト発足から、賛同企業とともにセミナーやワークショップ、コンテストを開催しており、こうしたワークショップについては、インテル Blue Carpet Studioのウェブページインテル公式Twitterから最新情報をチェックできる。

プロジェクト発足からのセミナーやワークショップの実施状況

 今回の発表会では、インテル Blue Carpet Clubに参加しているクリエイターによるトークセッションが2パートに分けて実施された。セッション1では、インテル株式会社の代表取締役社長 鈴木国正氏と、映像作家の西郡 勲氏が対談した。対談のなかで、西郡氏が映像に興味を持ったきっかけなどが語られた。

西郡 勲氏の経歴

左がインテルの鈴木氏、右が西郡氏

 西郡氏は自身の才能について聞かれると、「才能はないけど、“しつこくやる才能”はある。できないと思っても、諦めずにできるまでやってみる。」と語る。

 インテルから提供された機材について聞かれると、「8Kのエンコードに今まで1時間かかっていたものが、借りた最新機材を使えば20分で終わった。作品を調整する時間が増えて、より制作にこだわれるようになった」というように語った。

セッション2の参加者。左から安生氏、白戸氏、フジモト氏、早川氏

 セッション2では、インテル株式会社 第二技術本部部長 安生健一朗氏、モーションデザイナー/エディター/コンポジターの白戸裕也氏、3DCG Artist/Visual Artistのフジモトタカシ氏、株式会社IMAGICA EEX COO 早川正祐氏が登壇した。

白戸氏とフジモト氏の経歴

 白戸氏は自身のクリエイティブ活動に対するこだわりを聞かれると、「性能がいいほどいろいろな作業が速くなり、トライ&エラーができるので、フラッグシップのマシンを使う。アウトプットが速く終わったらそこで休むのではなく、時間がある限り作品を良くしようとするのがクリエイター」と語っている。また、これからクリエイターを目指す人へのコメントを求められると、「ともかくなんでもやってみるというのが重要だと思う」と話した。

 フジモト氏は貸し出された機材について、「フォトリアルなCGを作ることが多いので、より写実的なテクスチャーなどを扱うためにPCのスペックが必要。プレビュー機能がサクサク動くので作業しやすい」という。また、これからクリエイターを目指す人に対しては、「最初は高い機材などを手に入れるのは難しいと思うが、簡単なものでもできる環境でとにかく作って世に出していくというのが重要だと思う」というようにコメントした。

 なお、今回の配信の様子は、下記のアーカイブから視聴できる。将来クリエイターを目指している人など、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう