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一家に一台欲しいカラフルな「iMac M3」リビングにも似合うオールインワン【レビュー】

Geekbench 6で、処理能力を調べてみた。およそ、アップルの発表通りの性能

M3チップは日常ユースのほぼすべてをカバーする

 ディスプレイは、500ニトのP3色域、True Tone対応とだいたいMacBook Airと同じような品質。プロ仕様のモデルに用意されるものほどではないが、4480×2520ピクセルの4.5K解像度と使いやすいサイズ。資料とドキュメントを同時に広げても狭い感じはしない。

 それで足りなければ、1台までの最大6K解像度のディスプレイをThunderbolt接続(変換コネクターを使ってHDMIなどに対応可能)で接続することもできる。

 最新のM3チップのパフォーマンスは、日常使用どころかプロの日常業務まで十分に対応できる。M1でも十分以上だったが、そこからさらにCPUで35%、GPUで65%、機械学習で60%の性能向上をみている。また、M1世代と違って、スタンダードラインのM3にもMedia Engineなど専用チップが搭載されいてるので、ProResなどの画像処理性能はベンチマークの数値より以上に向上しているはずだ。

 ちなみに、Geekbench 6でテストしてみたところ、CPUのシングルコアが2989、マルチコアが1万1510だった。これはそれぞれM2の115%と116%にあたる。M1と較べると128%と139%。

 GPUはOpen CLは3万0416、Metalが4万7079。M2と較べると112%、104%、M1と較べると162%、155%になる。こういうテストに誤差は付き物なので細部は無視するにしても、おおむねアップルの言うとおり、大幅な性能向上を見ている。

 つま、iMac 24インチ(M3)は、前世代の(M1)に較べて35~65%の性能向上を見ており、特に映像を扱う能力は大きく向上してるとみていい。ビデオ編集などをするなら、前モデルだって十分に快適だったのだが、さらに性能が向上しているはずだ。

ビデオ会議、音楽、映像観賞にも相応しい画質・音質

 さらに忘れてはならないのが、映像品質とオーディオ品質。内蔵カメラは1080pでiPhoneのカメラと同様に画像信号プロセッサーがすべてを処理するので、あまり良くない状況でも、顔を明るく鮮やかな色彩をもって描いてくれる。3マイクアレイが協調して、周囲の雑音を抑えてクリアな声を獲得、さらにフォースキャンセリングウーファーを含む6つのスピーカーが空間オーディオ対応の音を響かせるので、わずか11.5mmの本体から鳴っているとは思えないほどのサウンドを体験することができる。

リビングに置いて、家族写真を見たりするのにもいい。Apple TVを見たり、音楽を聞いたり、ちょっとした調べ物をしたりにも便利そう

 ビデオ会議をしても、あなたの映像は顔色良く明るい部屋にいるように映るし、声もはっきり相手に届く。映画のサウンドも、音楽も、立体感ある迫力ある音を満喫できる。iMacが日常的な生活のグレードをググッと上げてくれるのだ。

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