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一家に一台欲しいカラフルな「iMac M3」リビングにも似合うオールインワン【レビュー】

新しいiMacをリビングに1台。プライベートパソコンとして使うも良し、家族で共用するも良い。価格は19万8800円から

 キュートでカラフルな新しいiMac(24インチ、M3)をリビングに置くと、家の中が華やぐような気がした。家族の中心にあって、みんなで使えば共有している写真を見たり、旅行のプランを立てたりするのにも便利に違いない。ひとり暮らしの部屋のフィットしそうだ。なんでもできるパートナーになってくれそう。

 新しく登場したiMacは、24インチのディスプレイと、M3チップを搭載する。2021年5月に登場したM1搭載モデルの後継で、チップセット以外の変更点はほとんど見いだせない。ウェブで仕様を比較していると細かなメカニカル上の差違が気になるが、薄くてカラフルなiMacをリビングに置いてみると、大切なのはそういう部分ではないな……と思わせられる。

 価格は19万8800円から。本機は、10月31日(日本時間)に開催したApple Eventで発表され、現在予約受付中だ。発売は11月7日となっているが、先行して試用する機会を得た。

リビングに1台あるととても魅力的

 M3チップを搭載することでパワフルになったカラフルなiMacは、大きく2ラインに分けられる。その違いはGPUのコア数で、GPUが8コアで背面に2つのThunderboltポートのみ持つタイプと、10コアのGPUと、それに加えて2つのUSB-Cポート、つまり4つのポートを持つタイプがある。日々ビデオ編集をするとかでなければ、8コアでも十分に速い。

 シンプルな使い方をするなら、2つのポートを持つタイプで十分だろう。外部ディスプレイや、SSDなど高速接続を必要とするデバイスを常設で接続しておくなら、その他のちょっとした用事のために追加の2つのUSB-Cポートがあった方が便利。

試用機は、上位モデルである4ポートのタイプ。2ポートがThunderbolt 3/USB4ポートで、2ポートがUSB-Cとなっている

 下位モデルはブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色の中から選ばねばならないが、上位モデルはさらにイエロー、オレンジ、パープルという色を選択肢に加えることができる。

 GPUとポート数以外の条件を揃えて見て見ると、これら2項目による価格差は2万6000円だった。4ポートモデルのもっとも安い仕様は23万4800円。最廉価モデルである19万8800円の仕様は、2ポートであるほかに、電源アダプターのギガビットEthernet(4000円分)と、キーボードのTouch ID(6000円分)が省略されている。

オプションのギガビットEthernet。なんだかんだいっても有線接続が一番速い。本体ではなく、アダプター部分にコネクターがあるのもクレバーだと思う

 初めて買うMacであるとか、家族で使う共用リビングMacであるとかであれば、メモリー8GBを搭載した一番安い19万8800円の仕様を基準に、必要なだけのストレージを追加すれば十分だと思う。外付けのストレージを繋ぐことが多いとか、追加でディスプレイを繋ぐとか、日々ビデオ編集をするとかであれば、上位モデルにメモリーを追加していくという構成。最大メモリー容量は従来モデルの16GBから24GBにアップデートされたが、重いアプリを複数立ち上げるような使い方だと、それでも足りないだろう。

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