USB給電65Wモデルと15Wモデルで違いはあるの?
USB Type-CでiPhone 15 Pro Maxの映像出力&充電できるって本当? ディスプレー8台で検証
こんにちは、最近3回払いで「iPhone 15 Pro Max」を購入したジサトライッペイです。なぜ買ったのかは先日のコラムに長々と書きましたが、待望の「USB Type-C対応」も衝動買いの理由の1つ。USB Type-Cは周辺機器のコネクターとしてだいぶ普及してきており、もはや購入条件の重要なスペックになっていますよね。
iPhone 15 Pro MaxのUSB Type-Cは、当然USB Type-Cケーブル経由の充電に対応しています。つまり、ノートPCなどのほかのUSB Type-C給電デバイスと、共通の充電機器が使えるということです。外出時や旅行時の荷物は最小限に収められる点がありがたく、本当に買って良かったなと満足しています。
なんならほかの周辺機器もUSB Type-C対応モデルで固めたくなっちゃいました。例えば、最近の液晶ディスプレーはUSB Type-Cを備え、ケーブル1本で映像出力とデバイスの充電をしてくれるモデルもありますよね。
しかし、それらで本当にiPhone 15 Pro Maxが使えるのかどうか。自明すぎるためか、そこのところをテストした記事があまり見当たりませんでした。そこで、USB Type-C搭載ディスプレーを多数取り扱ているJAPANNEXTさんにいくつかお借りして、試してみることにしました。
iPhone 15 Pro Maxを充電するための要件は?
ところで、USB Type-C経由で給電できるディスプレーにもさまざまございます。最大65W給電だったり、最大15W給電だったり……。はたしてそれらのすべてでiPhone 15 Pro Maxを正常に充電できるのでしょうか? そこで、まずはその要件を洗い出そうと思います。
iPhone 15 Pro MaxのUSB規格は、アップルのウェブサイトによると「USB-3(最大10Gb/s)」というなんともあやふやな表記になっております。とはいえ、転送速度の表記からその正体はUSB 3.2 Gen 2相当だということがわかります。
そして、充電に関する仕様は「最大15WのMagSafeワイヤレス充電」、「最大7.5WのQiワイヤレス充電」、「約30分で最大50%充電(別売りの20W以上のアダプタを使用)」とあります。
最低給電W数がすばり書いてあればことはシンプルなんですが、この書き方だとよくわかりませんよね。実際は5V/1Aでも、なんなら本来のUSB 2.0の給電能力である5V/500mAでも充電自体はできると思いますが……。
というわけで、今回はUSB PDで最大65W給電に対応したディスプレーと、最大15W給電に対応したディスプレーを用意。それぞれきちんと充電できるのか、なおかつ映像も出力できるのかをテストしました。ちなみに、検証はいずれもディスプレーに付属するUSB Type-C to Cケーブルを使いました。
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