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旅の最新事情がわかるイベントに行ってきた

JALの最新シートはエコノミーでも4K液晶で充電3ヵ所! ツーリズムEXPOジャパンで見つけた凄いやつ

2023年11月01日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

地域振興のために活躍する
自動販売機「ど冷えもん」やレンタカー「Uqey」

 地域振興を大きく進めるソリューションもいくつか見かけました。そのひとつがサンデン・リテールシステムの「ど冷えもん」です。コロナ禍中にネットニュースで「特産品◯◯の冷凍食品自動販売機が登場」というニュースを見かけることが多くありましたが、実はそのほとんが「ど冷えもん」を使っていました。

冷凍食品の自動販売機「ど冷えもんシリーズ」。地方の名店の料理や麺類など、さまざまな種類の商品が販売されるようになった。

自販機内が冷凍庫になっていて、冷凍食品をセットできる

 ど冷えもんは2021年に販売を開始しました。冷凍技術が発達し、美味しさを損なわずに販売できるため、人手をかけずに地元の名産品を販売ができるとのことで、全国で9000台ほど稼働しているとのことです。現在は冷蔵も可能な「ど冷えもんNEO」など、ラインアップも増えました。地方では人手不足が深刻な状況になっており、せっかくいいモノがあっても売る機会がないという問題を解決するのにピッタリのソリューションといえます。

近いうちにリリース予定の車載用の冷凍庫。これで商品の配送もラクにできる

 また、レンタカーサービスの「Uqey」も、地方の地域振興に貢献するソリューションのひとつです。レンタカーでめんどうなのは店頭でのやりとりですよね。そこでUqeyは、スマートフォンのアプリで希望の日時とステーションを選択し予約すれば、あとはステーションに行ってスマートフォンから車を解錠し、そのまま乗車できるようなサービスを提供しました。

カーシェアとレンタカーのハイブリッドなサービス「Uqey」

 どちらかというと「カーシェア」に近いサービスですが、カーシェアと大きく違うのは、大手のレンタカー会社ではなく、地場のレンタカー会社と提携して車を借りられるということ。地場のレンタカー会社は、Uqeyを採用して利便性を上げることで集客アップが見込めます。一方、利用する側も、レンタカー会社がしっかりと管理・整備している車を使えるので安心です。

次、どこを旅しようかな?
旅の最新情報が集まるツーリズムEXPO、2024年は東京で開催

 ツーリズムEXPOでは、このほかにも国内なら各都道府県や市町村、海外からも数多くが出展しており、各ブースでそれぞれの特色をアピールしています。すでに何度か行ったことがある地域でも、実は見落としていたモノや場所があったり、逆に興味がなかった国でも美味しそうな名物があるのを知ることができたりします。ツーリズムEXPOは旅好きには外せないイベントです。

神奈川かと思いきや、栃木県鹿沼のアピール

 来年のツーリズムEXPOジャパンは、2024年9月26日から29日まで東京ビックサイトで開催予定。旅に興味のある人は、是非来年参加してみてください。筆者ももちろん行くつもりですよ!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヶ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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