シンシア「RELAX」実売価格8000円前後
「非常用」のアイテムにはいろいろありますが、皆様ちゃんと管理できていますか？ 筆者は一応、水、食料、ポータブル電源などをある程度準備しておりますが、気づいたら消費期限、寿命を迎えたりしていて、定期的な入れ替えができておりません。
そこで今回レビューするのが、「フェーズフリー」を謳う多機能ラジオ「RELAX（リラックス）」。普段利用しているものを、非常時にも役立てられるようにすることで、「日常時」と「非常時」のふたつの状態（フェーズ）をフリーにするという考え方の製品なのです！
……ということはあまり関係なく、「レトロでカーワーイーイー！」という理由でメーカー様から借用したのですが、予想以上に多機能＆実用的だったので、ぜひ皆様にもその魅力をお伝えしたいと思っております。
日常時にも非常時にも役立つ7つの機能を搭載
RELAXは「1台7役」の「マルチレトロラジオ」。「FM/AM/短波ラジオ」、「懐中電灯」、災害時や緊急時に大きな音と光を出す「緊急アラーム」、手回し充電・ソーラー充電・USB入出力に対応する「モバイルバッテリー」、USBメモリー・microSDカードから読み込める「MP3プレーヤー」、「時計」、BluetoothとAUX接続軽油で利用可能な「スピーカー」機能がギュッと凝縮されています。
段ボールの地肌を生かしたパッケージはレトロ家電あるあるです
パッケージには本体、USBケーブル、取り扱い説明書/保証書、「マルチレトロラジオを長くご使用いただくために」が同梱
USBケーブルは片方に3.5mmイヤホンジャックとUSB Type-A端子、もう片方にmicroUSB端子を用意。microUSB端子はRELAX本体に接続する際に使用。3.5mmイヤホンジャックはAUX接続時に、USB Type-A端子はRELAXをUSB充電する際に利用します
本体サイズは約128×98×57mm、重量は約395g。内部には8W、4Ωのスピーカー、短波：7～16MHz/FM：76～108MHz/AM：522～1620MHzのラジオチューナー、120ルーメンのLEDライト、ソーラーパネル、手回し充電用ハンドル、2000mAhのリチウムイオンバッテリーなどが内蔵。またスマホやパソコンなどと接続するためのBluetooth機能（バージョン5.0）が搭載されています。
充電方法はUSB、手回し、ソーラーの3種類。メインはUSB充電で、緊急時用に手回し充電が利用でき、サポート用としてソーラー充電が用意されています。充電時間はUSB充電で約3～4時間。約1分の手回し充電では懐中電灯を約30分間、ラジオを約5分間使用可能。またソーラー充電は「平均的に日光が当たっている場合」で、約70時間で充電が完了するとのこと。正直ソーラー充電は気が長い話だなーと思いましたが、手回し充電は回す時間よりも長く、懐中電灯とラジオを利用できるわけなので十分実用的ですね。
Bluetooth接続時の動作時間は最大ボリュームで約3.5時間、75％のボリュームで約5時間。ラジオ使用時の動作時間は約20時間とされています。
前面にはディスプレー、バンドスイッチ、周波数スケールを用意。ブリキっぽいデザインが昭和家電っぽいです。でも素材は大部分がABS樹脂で、鉄、シリコンゴムは部分的に使われています
カラーはクラウディサンド、ミントグリーン、ウォームグレー、ブラックの4色を用意。フォルムがかわいいので、今回は形がよくわかるミントグリーンを借用しました
背面には手回し充電用ハンドルを配置。製品ロゴ下には技適が記載されています
上面には懐中電灯スイッチ、曲戻し/マイナス、曲送り/プラス、再生/一時停止ボタン、下面にはSOS/バッテリー/充電スイッチを装備
右側面には音量ダイヤル、AUX/microUSB入力端子、USB充電ランプ、microSDメモリーカードスロット、USB Type-A端子が、右側面にはLEDライトが配されています
本体の重量は実測394g。仕様値が約395gなので超正確ですね！
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