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京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.23「多様化する決済とプラットフォーム学」

PayPay社&モバイル決済ジャーナリストを招き「決済サービスの今後/シームレスな消費生活」を展望する京都大学セミナー開催のお知らせ(11月1日参加無料)

2023年10月31日 16時45分更新

本連続セミナーは、京都大学「プラットフォーム学卓越大学院プログラム」が主催し、角川アスキー総合研究所の運営協力によって実施しています。
 

 京都大学「プラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として定期的に展開しており、その第23回が2023年11月1日(水)に開催される。第23回のセミナーではこの数年で一気に多様化してきている「決済」をテーマに取り上げる。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 売買代金の支払いなど、経済取引におけるお金の受払いや証券の受渡しといった決済には長い歴史があり、時代の流れに合わせて変化してきた。しかし現在起こっているのは、これまでの変化とは比べものにならない加速度的な決済手段とサービスの増殖。今回のセミナーではこの多様化がなぜ“いま”起きているのか、その技術的要因を解き明かしていくとともに、今後の展開の予測やその実現のために期待される技術・施策について識者らが議論する。

 またインターネットの普及、通信回線の強化とECの拡大によってこの20年で大きく発展した「決済のデジタル化」についても本セミナーではその歴史や現状を改めて整理する。現在は個人単位に普及したスマートフォンへのNFCや高精細化したカメラの標準搭載、決済可能な通信距離の延長、通信速度・処理能力の向上による複数処理の実行によって、さまざまな種類の決済サービスが生まれている。こうしたなかで今後は、パーソナライズされた新たなサービスの登場や販売動向に応じたマーケティング戦略の立案、消費情報を基礎にした政策の立案など、決済データの連携・利活用によるデジタル社会の実現が期待される。手に取るだけで実行される自動決済やリスクに応じて自動で清算される保険、家計や資産に応じて自動で変動する金利など、決済自動化の推進による「シームレスな消費生活」は今後どのような姿で実現されるのかセミナー内で展望する予定だ。

 参加無料で申込はセミナー開催当日の11月1日(水)正午まで受け付けている。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.23】イベント詳細

・イベント名:多様化する決済とプラットフォーム学 ~加速度的にサービス種類が増殖している今、何が起こっているのか~
・開催:2023年11月1日(水)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院プログラム
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

PayPay株式会社 経営推進本部 コーポレートコミュニケーション部 部長
伊東史博 氏

2018年10月にソフトバンク広報からPayPayの広報責任者になり、サービス開始時から数々のキャンペーンやアプリケーションのUI/UXのPR、インシデント対応も含め、5年で約6,000万ユーザー、年間取扱高10兆円まで急成長した「PayPay」を支えてきた。J-フォン、ボーダフォン、ソフトバンクとそれぞれ全く違う企業文化のなかで通信キャリアの広報を担い、広報歴は20年を突破。日本のキャッシュレス推進に貢献する広報を目指す。

モバイル決済ジャーナリスト
鈴木淳也 氏

国内SIerでシステムエンジニアとして勤務後、1997年よりアスキー(現KADOKAWA)で雑誌編集、2000年にプロフェッショナル向けIT情報サイト「@IT」の立ち上げに参画。渡米を機に2002年からフリーランスとしてサンフランシスコからシリコンバレーのIT情報発信を行う。2011年以降は、取材分野を「NFCとモバイル決済」とし、リテール向けソリューションや公共インフラ、Fintechなどをテーマに取材活動を続けている。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授

京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。

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