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気になる内部に潜入!

前代未聞!! 中野に1棟まるまる「エンタメビル」がオープン 話題の「マーダーミステリー」もできちゃう

2023年10月10日 18時05分更新

文● 渡辺りえ(りえぞー) 編集●ASCII編集部

中野 エンタメビル マダミス

マダミスやストーリープレイングに打ってつけ!

 2023年10月1日、JR中野駅から徒歩3分ほどの好立地に、流行の体験型イベントに特化した商業施設「Studio OZONエンタメビル」(以下、エンタメビル)がオープンしました。

 楽しげな名前のエンタメビルとは一体なんでしょうか? 3階建てのビルには、1階に24時間営業のカフェ、2階・3階には、体験型イベント「マーダーミステリー」や「ストーリープレイング」※など、多目的に使えるスペースを設けており、1棟まるまる、エンタメを楽しみたい人や、クリエイターに快適な施設になっています。

※「マーダーミステリー」「ストーリープレイング」とは
・マーダーミステリー……殺人などの事件が起きたシナリオが用意されており、参加者が物語の登場人物となって犯人を探したり、犯人役が逃げ切るために会話をしながら進めるゲーム
・ストーリープレイング……小説の登場人物になったように、参加者が物語を体験するゲーム

 開業に向けたクラウドファンディングでは、目標額にたった3分で100%達成、終了時には驚異の907%到達! 今後エンタメの発信地になること間違いなしの、注目のスポットです。今回は、開業前のエンタメビルに、体験型イベント大好きの私、りえぞー(ライター)が潜入して来ました!

中野 エンタメビル マダミス

場所は百貨店「中野マルイ」の裏手すぐ

中野 エンタメビル マダミス

2階には「探偵事務所」などものものしい文字が書かれています

 取材に対応してくださったのは、エンタメビルを運営するStudioOZON代表の久保よしやさん。通称「きつね君」です。個人的に、マーダーミステリーを通じて以前から縁がありました。いろいろなマーダーミステリー作品の誕生に携わっている久保さんは、私にとって会うたびに浮足立ってしまう存在の一人。少しおそれ多いですが、せっかくなので今日は「きつね君」と呼ばせていただきます!

中野 エンタメビル マダミス

きつね君こと、久保よしやさん

 さて、エンタメビルの内部に進んでいきましょう!

いつも「青木さん」がいる24Hカフェバー

 まず1階は、誰でも気軽に訪れることができる「青色喫茶Oz」です。

■1F…飲食店「青色喫茶Oz」

 青色のお花や調度品が集まり、異世界に迷い込んだかのような非日常的な空間が広がっています。ドリンクバーを設置して、居心地が良くのんびりできるカフェバーを目指しているとのこと。食べ物や酒類の提供も予定しているそうです。

中野 エンタメビル マダミス

カウンターが見える入口。店内は青を基調としています

  個人的に、カフェバースペースで注目したいポイントは、2点。

 ひとつめは、「青木さん」!

中野 エンタメビル マダミス

制服がかわいい!

 このかわいいお帽子を着けているスタッフさんのことは、全員「青木さん」と呼ぶそう。 スタッフさんの名前を知っているだけで、ちょっとホームな気分になりませんか? 「すみません」と呼びつけるでもなく、知り合いに話しかけるような、気軽なコミュニケーションができそうです。

中野 エンタメビル マダミス

私も「青木さん」になってみたい

 そして2つめは、24時間営業であること!

 エンタメビルを運営する「Studio OZON」ではクリエイターの支援もされているそうなので、夜ふかしなクリエイターたちが夜な夜な集まる場所になるかもしれませんね。ほとんどの席にACコンセントが配置されており、一定層の需要を強く感じます。

 ただし、深夜や朝方などお客様が極端に少なければ、3ヵ月程度で24時間営業は止めてしまう可能性があるそうです。

 ちなみに料金体系を伺ったところ、PC作業をしていても時間制のチャージ料などは発生しないそうです。つまり、ワンドリンクでいつまでも居られるということ……!? きつね君曰く「混み合えば2時間制などの制約を設けるかもしれませんが、例えば終電を失った人に帰ってもらうようなことはしたくない」とのことでした。優しい。

中野 エンタメビル マダミス

幻想的な一角

 取材は営業開始前の9月に伺ったのですが、青色喫茶Ozでは、StudioOZON所属のクリエイターさんがパソコンに向かって黙々と作業をしておられました。また、この日は小さなお子さんを連れたお母さんもいて、居心地の良いアットホームな雰囲気を感じました。

 黙々と作業がしたい人や、誰かと話したい人、ただドリンクを飲んでゆっくりしたいだけの人も、思い思いにのびのびと過ごせる場になりそうだなあ。個人的には、ここではクリエイターとそうではない人の垣根がなくなり、それによって生まれる何かがあるんじゃないかと期待しております。

次ページ:え!? 2階は衝撃的なビジュアル

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