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サイネージ向けディスプレー「JN-Si43UHDR-24」「JN-Si55UHDR-24」開発の経緯をインタビュー

えっ!?液晶って24時間点けちゃダメなの?サイネージ向け新製品は30%オフになるプログラムも

2023年10月14日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

24時間営業の店舗で使う想定で開発

 サイネージ用として販売しているディスプレーで、稼働時間が16~18時間程度の設計になっているものもある。しかし、現代ではコンビニやスーパーマーケットなど、24時間営業の店舗も見られる。そうしたところに置くにはそれでは足りない。

 今回の製品開発に至ったのも、実際に24時間営業のスーパーからサイネージ用ディスプレーの相談を受けたことから始まったのだという。

 JAPANNEXTでも、以前からビジネスサイネージ用途の製品について相談を受けたことはあったそうだが、通常の会社や飲食店などではそれほど営業時間が長いわけではないので普通のディスプレーでも十分だった。

 しかし、今回はサイネージに特化した製品ということで、稼働時間以外にも、店舗などでの使用を想定して細かい部分を最適化している。

インターフェース部分。HDMIやVGA端子の他にUSB端子を搭載するので、USBメモリーから映像を表示することも可能

 JN-Si43UHDR-24とJN-Si55UHDR-24はUSB端子を搭載しており、動画や画像ファイルを保存したUSBメモリーを差し込むことで、PCなしでも画面を表示できるようになっている。リモコンで操作することで、複数の画像ファイルをスライドショー再生することや、動画の順次再生も可能だ。

 店舗で使用する場合、大手のチェーン店だとオンラインでサイネージのコンテンツを制御するシステムを導入している場合もあるが、そうしたシステムがない場合ももちろんある。

 そうした場合は営業時にサイネージに映像を表示する操作が必要だが、PCを使う必要があったり操作が複雑だったりすると、あまりデバイスに詳しくない人では使い方がわからないこともあるだろう。特に、バイトやパートなど人の入れ替わりがある店舗ではなおさらだ。

 そのため、お手軽に画面を表示する機能が必要になるのである。

付属のリモコンを使って、OSDメニューを操作できる

このうち、上のタブから「USBデモモード」を選ぶことで、USBメモリーだけで画面表示が可能

 また、細かい部分ではあるが、通常のディスプレーに比べてほこりが入りにくい背面構造になっているのもこだわりが見える。

 どうしてこういう設計になったのか聞いてみたところ、「職場のこういう機材って、あまり掃除されないことも多いんですよね」という返答が。なるほど……確かに言われてみればそうかもしれない。妙に納得してしまったのは筆者だけではないはず。

左は従来のディスプレー、右がJN-Si55UHDR-24。廃熱用の通気口にほこりが入りづらいようになっている

四辺のベゼルがほぼ同じ幅なので、横向きだけでなく縦向きにしても見た目に違和感がない

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