豪快なフィッシング詐欺があらわれた！
定員100万名に1000万円前払い？
フィッシング対策協議会の発表によると、日本生命を騙るフィッシング詐欺が発生中とのこと。
これは現状2種類出回っているようで、まず1つ目は“ALPS処理水放出による被害に対しては日本生命が無償で保障する。病気と診断された場合は100万名に1000万円を前払いする”といった嘘の内容を送り付け、偽Webサイトに誘導しクレジットカード情報を含む個人情報を入力させるもの。
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そして2つ目は、“日本生命の創立記念で1000万円もらえる。ついてはこちらから情報記入を”といった内容で、やはり最終的には偽Webサイト経由でクレカ含む個人情報の窃取を企むものです。
とは言え、正直どちらも荒唐無稽かつ文章もたどたどしいため、今回のフィッシングメールで騙されてしまう人が大量に出るとは思えません。ただし、最近は生成AIで文章はいくらでも推敲できますので今後、文章が完璧なアレンジバージョンが出回る可能性も皆無ではありません。
X（Twitter）でよく見かけるフォロー＆RTプレゼント詐欺も同様ですが、世の中そうそう美味しい話が転がっているワケはないことをあらためて承知しておくべきでしょう。
日本生命を装ったフィッシングメールの例（フィッシング対策協議会公式サイトより）
また、日本生命からも注意を促す文章が発表されています（【注意喚起】当社を偽装した不審サイト、不審メールについて）。もし個人情報を入力してしまった場合はパスワードを変更し、ニッセイコールセンター（0120-201-021）に連絡しましょう。
なお2023年4月以降、SMSを発端とするフィッシング詐欺（スミッシング）を用いて金融系ブランドを騙ることが増えているようですので、メールだけでなくSMSにも注意が必要です。
フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告することをおすすめします。
日本生命を装ったフィッシングサイトの例（フィッシング対策協議会公式サイトより）
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