カセットテープを再生して家族に聞かせた素直な感想は
「超イイ。(カセットの音が)CDかと思った」
さて「AD-850-SE」を試用するにあたって、ちょっと悩んだのがどうやって音を出すのかということ。前述のとおり、一応筆者は「ミニコンポ」を持っていたりするのでスピーカーはありますが、昔のヤングメンも、最近のヤングメンも、家にミニコンポを所有している方のほうが今では少数派ですよね。……ということで今回はAnkerのBluetoothスピーカー「Soundcore Motion X600」(実売価格2万円前後)をオーディオ変換ケーブルで接続し、視聴してみることにしました。
まずは音楽CDとカセットテープを順番に聴いてみたのですが、忖度抜きでどちらも結構というか、かなり音がいいんです。筆者はオーディオ評論家ではないので、家族にも素直な感想を聞いたのですが、「超イイ。CDかと思った」とカセットテープ再生時の音に驚いていました。
ちょっと感想を追加すると、最近お借りしたポータブルカセットプレーヤーより音が安定しているように感じました。デッキが大きいぶん駆動機構の回転速度が正確なのかもしれません。
CDからカセットテープへのダビング、USBメモリーへのリッピングも比較的お手軽。CDとメディアをセットし、「テープ録音ボタン(RECORD TAPE)」または「USB録音ボタン(RECORD USB)」を押して録音待機状態にしたら、あとは再度同じボタンを押すだけ。ソースの再生ボタンと、録音先の録音ボタンを同時に押す必要はありません。またUSBメモリーへリッピングする際には、曲ごとにファイルを分けてくれる機能があります。
前述したように、カセットデッキにオートリバースが用意されていないため、カセットテープの裏面にも録音する場合には、自分でカセットテープを裏返して、音楽CDを頭出しする必要はあります。ただ、個人でダビングするぶんにはそれほど手間ではないでしょう。なお、プログラムした順番で録音することも可能です。
(次ページ:音楽CD/USBメモリー/カセットテープの音を聞き比べ)
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