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山根博士のグロスマレビュー

国内発売期待大の小型高性能スマホ、ASUS「Zenfone 10」を前モデルと比較

2023年08月08日 12時00分更新

ジンバル機能を強化したカメラ

 Zenfone 10のメインカメラはZenfone 9と同等のソニーIMX766を採用している。6軸ジンバルも同様に内蔵していますが、ジンバル機能をより強化したとのこと。また超広角カメラは1300万画素でZenfone 9の1200万画素からセンサーを変更、画角もややワイドになっている。

Zenfone 10

6軸ジンバルを内蔵するメインカメラ

 カメラのUIは比較的シンプルで、モードは「スローモーション」「タイムラプス」「動画」「写真」「ポートレート」「パノラマ」「ライトトレイル」「その他」。写真ではデジタルで最大8倍までに対応する。ディスプレー上部から下にスワイプしてクイック設定画面が出るのは便利だ。メインカメラは通常は1200万画素撮影で、5000万画素への切り替えは設定画面を開く必要があるのがやや面倒だ。

Zenfone 10

カメラの写真周りUI

 動画は8K 24fpsまでに対応する。手振れ補正は「Adaptive」とより強力な「Hyper Steady」があるが、Hyper SteadyはFHD 60fpsまでの対応だ。Zenfone 10を持って走りながらHyper Steadyで撮ると、アクションカムのようにブレのない動画を撮影することもできる。

 その他のモードは「PROモード」「夜景」「HDRビデオ」と少な目。写真にはウォーターマークもいれられる。

Zenfone 10

ビデオのクイック設定メニュー、その他モード、ウォーターマーク設定

 カメラのテストは今回は写真のみとなった。Zenfone 9と取り比べもしてみたが、Zenfone 10のほうがAI補正がより強く効いているようで、「映える」色合いで撮影できると感じられた。動画性能も含め、改めてカメラ周りはレビューしたいと考えている。以下は作例だ。

Zenfone 10

0.6倍

Zenfone 10

1倍

Zenfone 10

デジタル2倍

Zenfone 10

デジタル8倍

Zenfone 10

ポートレート撮影、ボケ最小

Zenfone 10

ポートレート撮影、ボケ最大

Zenfone 10

食事を撮影。マクロなしではこの程度まで寄れる

Zenfone 10

フロントカメラでセルフィー

【まとめ】ハンドリングしやすいボディー
スペックや機能に不満ナシ!

 Zenfone 10は何といっても片手でラクに持てる大きさで、使いやすい。カメラもジンバル機能は強力で、アクションカムのように手ぶれ知らずの動画が撮れるのは、ほかのスマートフォンにはない大きな特徴だ。そして本体のパフォーマンスも高くヘビーユースにも十分耐えらえれる。

 ASUSは7月に日本でROG Phone 7を発売したばかりだが、Zenfone 10も早い時期に日本投入を発表してほしいものだ。Zenfone 9同様にFeliCa搭載の日本モデルの発売が待ち遠しい。

Zenfone 10

本体スペックも動画撮影性能も申し分のない製品だ

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