山根博士のグロスマレビュー
国内発売期待大の小型高性能スマホ、ASUS「Zenfone 10」を前モデルと比較
ジンバル機能を強化したカメラ
Zenfone 10のメインカメラはZenfone 9と同等のソニーIMX766を採用している。6軸ジンバルも同様に内蔵していますが、ジンバル機能をより強化したとのこと。また超広角カメラは1300万画素でZenfone 9の1200万画素からセンサーを変更、画角もややワイドになっている。
カメラのUIは比較的シンプルで、モードは「スローモーション」「タイムラプス」「動画」「写真」「ポートレート」「パノラマ」「ライトトレイル」「その他」。写真ではデジタルで最大8倍までに対応する。ディスプレー上部から下にスワイプしてクイック設定画面が出るのは便利だ。メインカメラは通常は1200万画素撮影で、5000万画素への切り替えは設定画面を開く必要があるのがやや面倒だ。
動画は8K 24fpsまでに対応する。手振れ補正は「Adaptive」とより強力な「Hyper Steady」があるが、Hyper SteadyはFHD 60fpsまでの対応だ。Zenfone 10を持って走りながらHyper Steadyで撮ると、アクションカムのようにブレのない動画を撮影することもできる。
その他のモードは「PROモード」「夜景」「HDRビデオ」と少な目。写真にはウォーターマークもいれられる。
カメラのテストは今回は写真のみとなった。Zenfone 9と取り比べもしてみたが、Zenfone 10のほうがAI補正がより強く効いているようで、「映える」色合いで撮影できると感じられた。動画性能も含め、改めてカメラ周りはレビューしたいと考えている。以下は作例だ。
【まとめ】ハンドリングしやすいボディー
スペックや機能に不満ナシ!
Zenfone 10は何といっても片手でラクに持てる大きさで、使いやすい。カメラもジンバル機能は強力で、アクションカムのように手ぶれ知らずの動画が撮れるのは、ほかのスマートフォンにはない大きな特徴だ。そして本体のパフォーマンスも高くヘビーユースにも十分耐えらえれる。
ASUSは7月に日本でROG Phone 7を発売したばかりだが、Zenfone 10も早い時期に日本投入を発表してほしいものだ。Zenfone 9同様にFeliCa搭載の日本モデルの発売が待ち遠しい。
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