7月前半のまとめ:
コードインタープリター無双、実は便利なBardの進化
7月前半の話題としては「コードインタープリター」につきる。本質としては「生成AIが得意なコード生成を活かす」「LLMが学習していないコンテンツをどう扱うか」という2つのテーマから成り立っているのだが、非常によくできていて効果的だ。
コンシューマー向けに効果的という意味ではBardの機能拡張も大きい。BardはChatGPTに比べ話題が地味な印象を受けるが、機能拡充には積極的。良い競争状況が生まれている。
日本語LLMの動きも活発になってきたが、結局はLLMの学習ソースをどう担保するのかという話だ。日本語で高い精度を持つLLMが増えることは望ましく、次はいかにその内容をグローバルなLLMと合わせつつ使うのかという話になるだろう。
LLM自体のビッグニュースがいくつか入ってきたが、そのあたりは7月後半分で解説していくことになる。前半よりも動きの大きな時期になりそうだ。
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