繰り返す夏を乗り切るためには、いかに「加護」を集めるかが大事!
それでも俺は!『LOOP8(ループエイト)』八方美人で身を滅ぼすプレイレポート
“設定”を楽しめる人は買い! 爽快感には難ありか
正直ゲーム開始時点ではまったく情報が整理できず、「放り出された」感覚が強かった。独自の世界観や、現実と似て非なる設定があるため、プレイして2度目のループが終わるあたりまでは試行錯誤の連続だった覚えがある。
しかし、なにをすれば良いかがわかって来れば面白くなってくる。キャラクターにはとにかく話しかけ、1日2~3回ほど「仲よくしよう」の提案で関係を深めておくのが重要だ。それ以上は提案に失敗する確率が上がり、関係が悪化する恐れがあるため気を付けよう。
誰にでもいい顔をする八方美人プレイは最高だ! まぁ基本的には嫌悪を上げてもデメリットしかないし、クリアするだけならこの方向で間違っていないと思う。そう俺は、誰かに嫌われるなんて耐えられない! たとえムードが「ギスギスした空気」と「ラブラブの空気」ばかりになったとしてもッ!
個人的にはイチカとマキナが可愛いと感じた。戦闘シーンの演出も力が入っていてお気に入りだ。コノハのような正統派ヒロインもいいけど、あえてサブヒロインを攻めたくなる気持ち、おわかりいただけるだろうか?
しかし、八方美人プレイした結果、愛が重すぎて出会い頭に体当たりして来る(刃物付きの)女の子も……ちょ、待っ!
この場合、純粋にGAME OVERでループしない点には注意。最後のセーブポイント(オートセーブあり)まで戻るので、八方美人プレイにはデメリットもあったようだ。だがしかし、それでも俺はまたミッチとおしゃべりしたい! 毎回刺されるわけではないし、きっと今日は大丈夫さっ(そして再びGAME OVERへ)。
ところで、町の各所に設けられた加護スポットは、日替わりでもらえる加護が変わる。自宅の庭にある社、神社の右側の社、神社奥の大木横の社、商店街の社、通学路の地蔵、学校の購買所、海岸の大岩は、可能な限り日参したい。
特定のパラメータが一定値になると戦闘時の技を習得できる。意識して訓練に励むと、集中的にパラメータを上げられていい感じ!
ボス戦は正直、ひたすら最強の攻撃を放つだけでよく、戦略性や爽快感はあまり無いと感じた。よく言えば脳筋戦法でいいので賛否は分かれそう。
考察こそが本作のだいご味! 謎よもっと深まれ……
《ケガイ》との戦いの果てにどんな結末が待っているのか、果たして“繰り返される8月”のループから抜け出すことはできるのか。その答えは、製品版を実際にプレイして確かめてみてほしい。
また、余談だが本作のキャラクターは日本神話の神々の名前や設定をモチーフにしたものが多く、その辺りも考察するとより面白くなるだろう。
とくにゲーム進行で詰まる部分は無かったので、難易度的には易しめと感じた。むしろ難解なのは設定を読み解く考察、解釈のほうで、そちらはなかなか底が見えない重厚さがある。こういったところも含め、設定や世界観が気になる人は、本作をプレイしてみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:LOOP8(ループエイト)
ジャンル:ジュブナイルRPG
販売:マーベラス
プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)
発売日:発売中(2023年6月1日) ※PC(Steam)版は、XSEED Gamesより2023年6月7日に配信中
価格:6578円(パッケージ版/ダウンロード版)
CERO:B(12歳以上対象)
※実際の販売価格は各小売店の店頭または各ストアの購入ページにてご確認ください。
※Xbox One版はダウンロード専売となります。
©2023 Marvelous Inc.
※Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※“PlayStation”はソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。
※Xbox、Xbox Oneは、米国Microsoftおよび、またはその関連会社の登録商標または商標です。
※©2023 Valve Corporation. SteamおよびSteamロゴは、米国およびまたはそのほかの国のValve Corporationの商標およびまたは登録商標です。
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