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繰り返す夏を乗り切るためには、いかに「加護」を集めるかが大事!

それでも俺は!『LOOP8(ループエイト)』八方美人で身を滅ぼすプレイレポート

2023年06月27日 13時00分更新

個性あふれ過ぎなキャラクターたちの闇深さも必見

 本作のキャラクターたちは、とにかく設定がモリモリで個性的。主人公は宇宙人だし、クラスメートのベニは狐耳の神様ときたものだ。読書家で物静かなミッチや、気のいい野球少年サルは比較的マトモな部類か。主人公を「お父さん」と呼ぶ眼鏡イケメンのホオリや、機械の少女マキナも印象深いキャラだった。

 それぞれのキャラクターと仲良くなれば、どうしてそうなっているかの事情も明かされる。好感度を上げて恋人関係になるのは、さながら美少女ゲームをプレイしているような感覚だった。

マキナのイベントシーン。主人公への恋心を自覚すると、機械と人間という隔たりに悩むことに

 反面《ケガイ》に取り憑かれたキャラクターの黄泉比良坂に行くと、すでに死んだと思われる《ケガイ》の関係者からさまざまな裏話を聞ける。

●ミッチの場合

 読書が好きな少女ミッチの黄泉比良坂では、彼女の父親が汚職に手を染めて自殺し、残された彼女がセクハラ被害を受けていたことがわかる。父親、祖母、同級生の少女らしき影が、後悔混じりに生前のことを語っている。

《ケガイ》に憑りつかれた関係者の影がたたずんでいる。彼らとの会話でも、その人物が深掘りされる

世界に絶望し「私なんて殺しちゃえばいいじゃない!」と叫ぶミッチ。それを変身して助ける主人公、これは惚れちゃっても仕方ないね!

●タカコの場合

 一方、お兄ちゃんと慕ってくる妹キャラ(妹ではない)タカコの黄泉比良坂では、彼女の親がいわゆる男性同士の同性婚だったことが語られる。

また、特殊な家庭と大人びた性格のせいで、子どもの間でもいじめられていた模様。黒い影に何度も話しかけると会話内容が変化するので、1回話しかけただけでスルーしないよう注意だ

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