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「ROG Ally」は6月14日発売で10万9800円!ASUSの発表会で明らかになったその性能と機能とは?

2023年05月29日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

 ASUSはAMDのハンドヘルド・ゲーミングPC向けの新プロセッサー「Ryzen Z1 Extream」を搭載した「ROG Ally」(アールオージー エイライ)を6月2日に予約開始し、6月14日に販売すると発表した。

ROG Ally

 アスキー編集部では、発表会のタッチ&トライにて動画を撮影。実機のサイズ感や特徴が分かるような内容になっているので、記事と一緒に確認して欲しい。

CPU違いでラインアップは2種類!
AMD「Ryzen Z1」搭載モデルは2023年夏に発売予定!

 ジョイスティックやゲームに使うボタンを備えるゲーム機型のPCは、中国のGPD社が「GPD WIN」を発売して以降、いくつかのメーカーが参入し、ラインアップが増えている。そんな中、昨年の東京ゲームショウにてValve社の「Steam Deck」が出展されて以降、ゲームをプレイするライトユーザーの認知度も上がっている。

 ROG Allyは昨月の4月1日に動画を公開、一時はエイプリルフールだったため信じられていなかったが、どこにもエイプリルフールネタだと記載されていなかったことから真実味が高くなり、話題となった。

 ROG AllyにはCPUが異なるAMD「Ryzen Z1」を搭載するモデルもあり、予約開始日、発売時期が2023年夏予定となっている。メモリーとストレージは、どちらも同じでLPDDR5-6400の16GB、512GB SSDを備える。

「ROG Ally」の主なスペック
型番 RC71L-Z1E512 RC71L-Z1512
液晶ディスプレー 7型(1920×1080ドット、120Hz、IPS、sRGB率100%、500nits)
CPU AMD「Ryzen Z1 Extream」
(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)
AMD「Ryzen Z1」
(6コア/12スレッド、最大4.9GHz)
メモリー 16GB(LPDDR5-6400)
ストレージ 512GB M.2 SSD(PCIe 4.0、Type-2230)
インターフェース ROG XG Mobileインターフェース&USB Type-Cコンボポート、マイクロSDカードリーダー(UHS-II)、3.5mmコンボオーディオジャック
無線機能 Wi-Fi 6E(2×2)、Bluetooth 5.2
サイズ/重量 280(W)×111.38(D)×32.43(H)mm’(突起部を除く)/608g
OS Microsoft「Windows 11 Home」
価格 10万9800円 8万9800円

  ゲームを遊ぶ環境は、時代に沿って変わってきているが、最近はPCでいろいろなタイトルが遊べるようになり、クロスプラットフォームが主流になっている。そんな中、できれば1台でPCゲームもコンソールゲームも、モバイルゲームも遊べるようになれば、といった願いがROG Allyを作った原動力になった、とASUSの担当者は語った。

 ROG Allyは手に持って携帯ゲーム機のようにひとりでゲームを遊ぶ他、ディスプレーやテレビに接続し、2つのコントローラーを使って複数人で遊べる。ここまでは、競合他社のハンドヘルドPCでも行なえることだが、同社独自の規格で接続する外付けGPUボックス「ROG XG Mobile」を本体に取り付けることで、ゲーミングデスクトップ並みの高い性能に向上し、AAAタイトルも高画質で遊べるというのが特徴となっている。

本体に備わったジョイスティックやボタンを使って、ゲーム機感覚でゲームが遊べる

USB Type-C経由または、USBハブの外部出力ポート経由でディスプレーやテレビに映像を出力すれば、デスクトップPCのように利用できる。ワイヤレスのコントローラーを2台接続すれば、複数人でゲームをプレイできる

ROG XG Mobileを本体に取りければ、高性能なゲーミングデスクトップPCとして、AAAタイトルなどの重いゲームを4K高解像度などで遊べる

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