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「ROG Ally」は6月14日発売で10万9800円!ASUSの発表会で明らかになったその性能と機能とは?

2023年05月29日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

手にフィットするエルゴノミックデザインを採用

 ROG Allyはさまざまなユーザーが使うことを想定した、手にフィットするエルゴノミックデザインになっている。また、本機には背面にマクロボタンが備わっているが、手で握った際にこのボタンに触れないような配置になっているという。

左右の端、手で握る箇所は、14度ほど角度があって手に馴染むようになっている

 インターフェースはROG XG Mobileを接続するポートと、そのコンボポートにもなっているUSB Type-C、マイクロSDカードスロットに、3.5mmコンボオーディオジャックと少なめ。USB Type-A接続の周辺機器やHDMI入力のディスプレーなどに接続する場合はハブが必要になるため、BlueTooth接続の周辺機器があると便利だろう。

本体上部のインターフェース。電源ボタンなども上部に集約され、下部には備わっていない

 ゲーム機型のハンドヘルドPCには、スライド式のキーボードを備えている製品もあるが、ROG Allyのようにキーボードを標準搭載していない製品の場合は、スクリーンキーボードなどが必要になる。キーボードのショートカットで呼び出せる機能も手早く使えないので、ゲームをプレイするのに便利な機能を備えた独自アプリを搭載している製品も増えている。

 ASUSは同社のゲーミングPCなどにプリインストールされ、ROGゲーミング製品を管理する「Armoury Crate」といったアプリがある。ROG Allyでは、その「Armoury Crate」がプリインストールされていて、ボタンひとつで呼び出してゲームライブラリからインストールしたゲームをすぐに起動したり、いろいろ便利な機能を呼び出せる「コマンドセンター」の編集などが行なえる。

ROG Allyは本体正面に「Armoury Crate」を呼び出せるボタンや、メニューボタンなどが備わっている

 搭載するCPU「Ryzen Z1 Extream」は、AMDがハンドヘルド向けに開発した最新CPUで、演算性能の理論値は8.6TFLOPSと、10.3TFLOPSであるPlayStaiton 5など、4K高画質のゲームプレイも想定した次世代機よりは劣るものの、非常に高い性能を有している。

AMD「Ryzen Z1 Extream」は8コア/16スレッドで、RDNA 3世代の最新GPUを内蔵している。4nmプロセスルールと、構成が微細なため省電力での動作にも期待ができる

コンソールゲーム機との比較。最新の次世代機に迫る高い性能を有し、PlayStation 4やNintendo SwitchなどのフルHDで動作するゲーム機よりは、高い性能を有している

 実際に人気のFPSなどが十分遊べる指標である30fps以上で動作し、設定次第では60fps以上と快適に動作するとしている。

このスコアーはROG Allyを最も高い性能を発揮するTurboモードにして、ゲームをデフォルト設定でプレイした時の実ゲームのフレームレート。根強い人気の『Apex Legends』は、最大70fpsで動作するとしている

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