VX2728J-2K-7の可動域をチェック
高さ調節(上)。ピポットに対応するため、最も高くすると液晶下部は机面から約210mm離れる
高さ調節(下)
チルト(傾き)調節は下向きに-5度、上向きに20度傾けられる
ピポット(縦置き)機能も備えている。縦スクロースの弾幕系シューティングゲームも大画面、ヌルヌルとした動きで楽しめる
VX2728J-2K-7を実際に使ってチェック
外観チェックに続いては、実際にPCに接続してVX2728J-2K-7を試していこう。
まずは基本となるディスプレーの設定(OSD)まわりをみていこう。ボタンは電源スイッチも含めて右下に集中している。すべての機能にアクセスできるメニューに加え、使用シーンに応じたカラー設定を選べる「ViewMode」や「入力選択」など、4つのメニューに簡単にアクセスできるクイックメニュー(☆ボタン)を呼び出せる。
ボタンは押し込み深めなスイッチタイプなので、押すたびにディスプレーが揺れてしまうのはやや残念なところだが、操作性やボタンを押した際の反応は良好と言える。
設定項目は「コントラスト」や「輝度」、「色温度」、「シャープネス」、ブルーライトを抑えて目の負担を減らす「Blue Light Filter」。そのほかにも、暗所の視認性を向上させる「black Stabilization」や、ダイナミックコントラスト比を調節できる「Advanced DCR」など、ひと通りの機能が備わっているので安心だ。
ボタンは本体右下に集中。左端の☆マークは、クイックメニューを呼び出すボタンになる
OSDメニュー。ボタンの役割は、メニューに応じてアイコン表示されるのでわかりやすい。メニュー下部には、現在の解像度とリフレッシュレートも表示される
「画質調節」メニュー。「Blue Light Filter」や、「black Stabilization」などの項目を設定できる。なお、「HDR」オン時は併用できない機能もある
ディスプレー同期技術のAMD FreeSync(VSEA AdaptiveSync)機能は、標準でオフになっている。対応ビデオカード搭載時は、「設定メニュー」の「Adaptive-Sync」からオンにしよう
☆ボタンを押すことで表示されるクイックメニュー。カラー設定を変更する「ViewMode」は目のアイコンなど、わかりやすくなっている
左から2つ目のボタンを押すことで、画面中央にターゲットアイコン(照準線)を表示することもできる
電源オン時に表示されるロゴも悪くない。なお、複数ボタンの同時押しで呼び出せるメニューから、ロゴ表示はオフにすることもできる
HDMI入力時は2基ともに144Hz、DisplayPort入力時は165Hzのリフレッシュレートをサポートしている。これにより、ヌルヌルと動き高精細なゲーム画面でプレイを楽しめるわけだ。
ディスプレー同期技術のAMD FreeSync、AdaptiveSyncの技術基盤は同じになる。さらには、このディスプレー同期技術との互換性を、GeForceシリーズで検証・確保されている証が「NVIDIA G-SYNC Compatible」になる。残念ながら、VX2728J-2K-7は「NVIDIA G-SYNC Compatible」を取得できていない点は覚えておきたい。
HDMI 1、HDMI 2ともに最大で144Hz駆動に設定できる
DisplayPort入力時は最大165Hzだ。144Hzや120Hz、100Hzを選べるので、PC搭載のビデオカードや、ゲームタイトルに合わせて調節しよう
VX2728J-2K-7は、HDR10にも対応する。OSDの「設定ニュー」からだけでなく、Windows 11上からもオンにしよう
ディスプレー同期技術は、Radeonビデオカードは、「AMD Software」の「設定(歯車アイコン)」→「ディスプレイ」にある「Adaptive Sync Compatible」で有効にできる
GeForce搭載PCでは、「G-SYNC」の設定は表示されるが、「互換性があると検証されていません。」と表示される
「PlayStation 5」の「1440p出力をテスト」の結果。リフレッシュレート120HzとHDRでの出力をパスした