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総額47万円台!AMD Ryzen 9 7900X3D&AMD B650E採用マザーを含むASUSでコーディネートしたゲーミングPCの実力をチェック

2023年05月19日 11時00分更新

定番&旬なゲームタイトルを遊んでみた

 ここからはASUSゲーミングブランドでコーディネート、Ryzen 9 7900X3DとRadeon RX 7900 XTXを組み合わせたハイエンド構成で、定番&旬なゲームタイトルのパフォーマンスを確認していこう。

 今回チェックしたのは『Apex Legends』や『ファイナルファンタジーXIV』といった定番タイトルと、『Atomic Heart』、『ホグワーツ・レガシー』といった旬なゲームタイトルだ。まずは根強い人気のFPS『Apex Legends』のフレームレートを、ゲーム内の一定ルートを移動して「CapFrameX」で記録し、平均(avg)と1パーセンタイル点(min1%)を確認している。

『Apex Legends』の結果

 Radeon RX 7900 XTXは、Radeon RX 7000シリーズ最上位だけあって最高画質でも『Apex Legends』のフレームレートは、4K高画質でも平均200fpsを超えていた。ここではゲーム内の「射撃訓練場」でフレームレートを計測したが、フルHD/WQHD解像度では、平均フレームレートがゲーム上限値の300fpsにほぼ達しており、1パーセンタイル点でも190fpsを記録している。さらに4K解像度でも、144Hz張り付きプレイを実現できるフレームレートになっている。

『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマークの結果

『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』フレームレート

 ミドル級ゲームタイトルの「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークでも、余裕のスコアと平均フレームレートになっている。どの解像度でも「非常に快適」指標の1万5000ポイントは超えており、平均フレームレートもゲーミング液晶ディスプレーと組み合わせた、滑らかな描画でのプレイを可能にしている。

ヘビー級のゲームもアップスケーリング技術でプレイが快適!

 独特な世界観の『Atomic Heart』や、そしてハリポタファン必見だがヘビー級タイトルの『ホグワーツ・レガシー』をプレイしてみた。

『Atomic Heart』の結果

 『Atomic Heart』を最高品質の「アトミック」に設定してプレイすると、フレームレートは4K解像度でも平均100.6fps、1パーセンタイル点84.9fpsだった。アップスケーリング技術「AMD FSR」を「バランス」品質で有効にすることで、さらにフレームレートを向上し、4K解像度でも、1パーセンタイル点で100fpsオーバーになっている。解像度を選ばずに最高画質で快適にプレイを楽しめることは間違いなしだ。

 最後は、ヘビー級タイトルの『ホグワーツ・レガシー』だ。レイトレーシングを「最高」品質で効かせると、GPU負荷がかなり高くなる。ここではプリセット画質の「最高」のほかに、レイトレーシングを「最高」品質で有効にした状態、さらに4KとWQHD解像度は「AMD FSR 2」を「バランス」品質で効かせて、フレームレートを計測してみた。

『ホグワーツ・レガシー』の結果

 レイトレーシングを効かせるとガクッとフレームレートが落ち込み、フルHD解像度でも、1パーセンタイル点が60fpsを切ってしまうが、レイトレーシングがオフなら、4K、WQHD解像度でのゲームプレイも十分可能になっている。レイトレーシングを効かせなくとも、十分キレイな描画なので、ハリポタの世界を思う存分に楽しもう。

深夜のゲームプレイも問題なしの静音性運用も可能

 ゲーミングパフォーマンスだけでなく、ゲーミングPCで大事なのが動作音。深夜のゲームプレイも十分あるだけに、ファンカスタマイズは重要になってくる。ASUSマザーボードは「Armoury Crate」の「Fan Xpert」からだけなく、BIOSからも設定できる。

 ここではBIOSでラジエーターファン(CPU FAN)を、「Silent」モードに設定したほか、ビデオカード直下のボトムに取り付けた3基の吸気ファン(CHA3 FAN)は、静音重視で最大回転率を50%にカスタマイズして運用した。

操作性良いASUSのBIOS。「QFan Control」が、ファンコントロール機能になる

動作モードのほか、手動で回転率を設定することができる。最大回転率を抑えることで、静音運用が可能だ

 実際、この設定でゲームプレイ中にケースファンと、「TUF-RX7900XTX-O24G-GAMING」搭載の3連ファンの動作音が耳障りに感じることはなく、机上設置想定(フロントから斜め前に30cmの位置)と、机下設置想定(フロントトップから60cm上の位置)時の騒音値は余裕で37.3dBAと38.5dBAだった。

 さすがにCPUに最大高負荷をかける「CINEBENCH R23」実行時は、40dBAを超えてしまう。ただ、CPUがフルロードされるような作業を深夜に行わないようにすれば、あまりうるさいと感じることはないだろう。

騒音値の結果

今ゲーミングPCを組むならRyzen 7000X3D&マザーを含めたASUS製品がオススメ!

 自作PCは、完成を想像して楽しみながらパーツを選び、自分好みの見た目にカスタマイズできる点が魅力だ。その点、さまざまなPCパーツとデバイスを展開しているASUSゲーミングブランド「ROG」&ゲーミングシリーズ「TUF Gaming」であれば、PCケースからマザーボード、ビデオカードと、あらゆるPCパーツが揃う。

 ASUSはPC本体に使うパーツ以外にもディスプレーやマウス、キーボード、ヘッドセットも豊富なラインアップがあり、性能も高く見栄えも良く、「Aura Sync」で同期させて自分好みにLEDの光りも統一させられるのもうれしいところ。

 今回のようなPCゲーム用途の場合は、AMDのゲーミング向けのCPU「Ryzen 7000X3D」シリーズのCPUと、ハイエンドクラスでは競合製品と比べてコスパの良さで人気が出ているRadeon RX 7900 XTXとを組み合わせれば、PCゲームをより快適にプレイできる。

 ゲームをプレイしながら実況配信や録画を視野に入れるなら、今回使用したAMD Ryzen 9 7900X3DまたはRyzen 9 7950X3Dと「ROG STRIX B650E-F GAMING WIFI」との組み合わせがオススメ。

 PCゲームをプレイするだけなら、よりコスパの高いRyzen 7 7800X3Dと「TUF GAMING B650-PLUS WIFI」という選択がベストだろう。今からPCゲーム用にPC自作を検討している人は、今回オススメする構成での自作を検討してみて欲しい。

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