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2005年に発売された『バイオハザード4』のリメイク版

『バイオハザード RE:4』クリア後レビュー!懐かしさと新しさが融合した"マスターピース"だった

2023年04月04日 09時00分更新

リメイク版の新要素「ナイフパリィ」と「ステルス」が超便利

 リメイク版の新要素の中でも、「ナイフパリィ」がとても便利だった。パリィと聞いて「瞬発力が問われるのでは?」「タイミングを間違えたらまずいのでは」と、難しいイメージを抱いている人もいるだろう。だが、ナイフパリィの難易度は思った以上に低い。UIに表示される指定のボタンを押すだけで成功するのだ。

リメイク版の新要素のひとつである「ナイフパリィ」。ナイフで敵の攻撃を弾くというものだ。オリジナル版でトラウマを植えつけたチェンソーも、このように防ぐことができる

 敵の攻撃が当たる寸前になると、HPゲージにナイフの構えボタンが表示されるので、それを押すだけでOK。ナイフの構えボタンが表示されたらとにかく押せばいいという認識だ。成功すれば攻撃を防ぎ、ボタンを押したタイミングが良ければ敵をダウン状態にすることも可能。

敵が迫ってくる。このままではまずい!

右下のHPゲージに注目。ナイフの構えボタン(XboxゲームパッドだとLBボタン)が表示されているのでこれを押すと――

ナイフで敵の攻撃を弾くことに成功! ただしパリィを決めるとナイフの耐久度が減るので使いどころが重要となる

 従来のパリィはそれこそ反射神経が問われるが、本作のパリィはわかりやすいし、失敗のリスクもないに等しい(慣れが必要だが)。ただ、パリィをするとナイフの耐久度が減るため、必要に応じて発動するのがベターかもしれない。そのほか、ナイフによる追い打ちもできるようになり、ナイフの利用価値が増したように感じられた。

 もうひとつの新要素は「ステルス」。オリジナル版は隠れるという概念がなく、むしろ「さぁ、どこからでもかかってこい!」という強気の姿勢だった。そう、気分はアーノルド・シュワルツネッガーである。もしくはシルベスター・スタローン、ジャン・クロード・ヴァンダム、ジェイソン・ステイサムなどなど……。

 だが、リメイク版では戦うだけでなくスニーキング(隠密)も可能で、気づいていない敵の背後に近づいてこっそり倒せるようになった。ただしスニーキングキルを決めるとナイフの耐久度が減るので注意。

リメイク版の新要素「ステルス」。敵との戦闘を避けたいときに役立つ。敵の背後に近づくとスニーキングキルが可能だ

 前項でも触れたが、これらの新要素はオリジナル版よりも遊びやすくなった要因に含まれている。操作性だけでなく、戦闘のバリエーションが増えたことで柔軟に戦えるようになった点も大きい。戦っても良いし、避けても良しと自由度の高いゲームプレイが可能になったのだ。

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