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AQUOS sense7×OPPO Reno7 A×Redmi Note 11 Pro

ミドルクラスでもカメラが優秀な人気の3モデルを静止画と動画で仕上がりを比較した

2023年04月17日 12時00分更新

YouTubeやTikTokで活躍する
動画撮影性能

AQUOS sense7
アウトカメラ:最大1920×1080(フルHD)/60fps、インカメラ:最大1920×1080(フルHD)/30fps
OPPO Reno7 A
アウトカメラ:最大1920×1080(フルHD)/30fps、インカメラ:最大1920×1080(フルHD)/30fps
Redmi Note 11 Pro 5G
最大1920×1080(フルHD)/30fps、インカメラ:最大1920×1080(フルHD)/30fps

 動画撮影は3モデルとも4Kや8Kでの撮影に非対応で、フルHDまでの解像度となっています。ただしフレームレートはAQUOS sense7がアウトカメラのみ最大60fpsに設定可能。また、ビデオ撮影時のデジタルズームは、AQUOS sense7が8倍、OPPO Reno7 Aは6倍、Redmi Note 11 Pro 5Gは6倍までです。

AQUOS sense7は60fpsまで設定可能

AQUOS sense7のビデオ撮影時デジタルズームは最大8倍

OPPO Reno7 Aは30fpsまで

OPPO Reno7 Aのビデオ撮影時デジタルズームは最大6倍

Redmi Note 11 Pro 5Gも30fpsまで

Redmi Note 11 Pro 5Gのビデオ撮影時デジタルズームは最大8倍

 ほぼ同時に撮影した1920×1080/30psでのファイルサイズは、AQUOS sense7が395MB(3分25秒)、OPPO Reno7 Aは501MB(3分28秒)、Redmi Note 11 Pro 5Gは508MB(3分30秒)でした。

 また3モデルとも等倍以下での動画撮影は、録画スタート前に切り替えが必要で、撮影中にメインカメラから超広角(AQUOS sense7は広角)への切り替え、またはその逆はできません。さらにAQUOS sense7とRedmi Note 11 Pro 5Gは、等倍以下の動画撮影も解像度はフルHDでできますが、OPPO Reno7 Aは等倍以下での動画撮影は1280×720/30fpsとなります。

OPPO Reno7 Aのみ超広角での動画撮影は1280×720/30fpsになる

 動画撮影時の特別な機能として、AQUOS sense7には「AIライブシャッター」を搭載。動画撮影中にAIがシーンを自動で判定し、写真も撮影してくれます。いちいち動画を止めて写真撮影に切り替えたりする必要がないので便利です。

設定で「AIライブシャッター」をオンにしておくと、動画撮影中に自動で写真も保存してくれる

 また、OPPO Reno7 AとRedmi Note 11 Pro 5Gには、アウトカメラとインカメラ両方を同時に使った動画撮影も可能。解像度はOPPO Reno7 Aが1280×720で、Redmi Note 11 Pro 5Gは1920×1080です。1:1の等分割レイアウトのほか、片方のカメラをワイプとして表示するレイアウトにもできます。

OPPO Reno7 Aのアウトイン同時撮影モード

OPPO Reno7 Aのアウトイン同時撮影モードでインカメラをワイプ表示にした状態。ちなみにビューティーモードも有効

Redmi Note 11 Pro 5Gのデュアルビデオモードでインカメラをワイプ表示にした状態

 OPPO Reno7 Aはワイプの種類も丸と四角の2タイプあり、撮影中にワイプの位置をタッチ操作で自由に変えられます。ただし、レイアウトやワイプの種類変更自体は撮影中にはできず、録画を止めてから変更する必要があります。

OPPO Reno7のアウトイン同時撮影モードは、録画停止状態のときのみレイアウト変更が可能

 一方、Redmi Note 11 Pro 5Gは等分割からワイプにするカメラの切り替えといった操作が録画中でも可能。ワイプの位置も録画中に変更可能ですが、配置できる位置は画面の4隅に固定となります。またワイプの形状も四角の1種類のみです。

Redmi Note 11 Pro 5Gは録画中でもインカメラとアウトカメラの切り替えなど、レイアウト変更可能

 標準カメラアプリでの動画撮影時、USB接続の外部マイクからの音声入力はOPPO Reno7とRedmi Note 11 Pro 5Gは対応しており、外部マイクを使って高音質で動画を撮りたい場合はOPPOとシャオミの2モデルがオススメです。AQUOS sense7はUSB接続の外部マイクでの動画撮影には対応していませんが、動画設定に「風切り音低減」が用意されており、屋外で風が強いときなどにノイズを抑えられます。

OPPO Reno7 AとRedmi Note 11 Pro 5GはUSB接続での外部マイクを使った、標準アプリでの動画撮影に対応

AQUOS sense7には「風切り音低減」が利用できる

【まとめ】カメラ好きならRedmi Note 11 Pro
だが3モデルとも甲乙つけがたい実力

 以上が3モデルの「カメラ機能」比較です。Redmi Note 11 Pro 5Gがセンサーサイズも大きく、撮影モードも多いなどカメラ好きをくすぐる要素が多くなっており1歩リードしている印象です。写真や動画の作例比較は下記動画にもまとめていますので、そちらも確認してみてください。

 なお、価格はいずれもSIMフリーモデル一括払いで、AQUOS sense7が5万4450円、OPPO Reno7 Aが4万4800円、Redmi Note 11 Pro 5Gが4万4800円と、AQUOS sense7がやや高いくらいでほぼ変わりません。それぞれ価格には現れない魅力があるので、今回の比較記事をスマホ選びの参考にしてください。

カメラで選ぶならRedmi Note 11 Pro 5G(右)が一歩リード

  AQUOS sense7 OPPO Reno7 A Redmi Note 11 Pro 5G
メーカー シャープ OPPO シャオミ
価格 5万4450円 4万4800円 4万4800円
ディスプレー 6.1型IGZO OLED
(約20.3:9)
6.4型有機EL
(約20:9)
90Hz対応
6.67型有機EL
(20:9)
120Hz対応
画面解像度 1080×2432 1080×2400 1080×2400
サイズ 70×152×8mm 73.4×159.7
×7.6mm
76.1×164.1
×8.12mm
重量 約158g 175g 202g
CPU Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB 6GB 6GB
内蔵ストレージ 128GB 128GB 128GB
外部メモリー microSD
(最大1TB)
microSD
(最大1TB)
microSD
(最大1TB)
OS Android 12 Android 11
(ColorOS 12)
Android 11
(MIUI 13)
5G対応バンド n3/28/41/77/78/79 n3/28/41/77/78 n3/28/41/77/78
4G対応バンド 1/2/3/5/8/12/17
/18/19/21/38/41/42
1/3/4/5/8/12
/17/18/19/26/28
/38/40/41/42
1/2/3/4/5/7
/8/12/13/17/18
/19/20/26/28
/38/40/41/42
3G対応バンド 1/2/5/8 1/4/5/6/8/19 1/2/4/5/6/8/19
DSDS
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 50メガ
+8メガ(超広角)
/イン:8メガ
48メガ(標準)
+8メガ(超広角)
+2メガ(マクロ)
イン16メガ
108メガ(標準)
+8メガ(超広角)
+2メガ(マクロ)
イン16メガ
バッテリー容量 4570mAh 4500mAh
(18W対応)
5000mAh
(67W対応)
Qi × × ×
FeliCa/NFC ○/○ ○/○ ○/○
防水/防塵 ○/○
MIL規格準拠
○/○ ×/○(IP53)
生体認証 ○(側面指紋+顔) ○(画面内指紋、顔) ○(側面指紋+顔)
SIM形状 nanoSIM+eSIM nanoSIM×2
(nanoSIM+eSIM)
nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C Type-C Type-C
イヤホン
カラバリ ライトカッパー、ブルー、ブラック、ラベンダー、フォレストグリーン スターリーブラック、ドリームブルー グラファイトグレー、ポーラーホワイト、アトランティックブルー
発売時期 2022年11月 2022年6月 2022年5月
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