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6代目「シビックTYPE R」はスポーツカーが苦手な人にこそ乗ってほしい

2023年04月01日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

普段乗りを快適にさせる三種の神器

 「前のモデルより楽しいかも」と唯さん。「エンジンのレスポンスが明らかにアップしています。前はパワーで楽しむ感じでしたが、今回は走り全体で楽しむクルマに仕上がっているように思います」と声を弾ませます。レスポンスアップはフライホイールの軽量化によるもの。「街乗りもすごくラクなんです」というように、とても粘るエンジンに仕上がっているではありませんか。

 「街乗りで4速で走っている時、車速が落ちて、また上がるということがありますよね。その時、1000回転以下にまで下がっちゃうので、普通ならシフトダウンなどをするのですが、そういう動作がイラナイんですよ。ずーっと4速ホールドで行けちゃいます。しかも4速1000回転以下からアクセルを踏めば、一気に加速するんです」。これは渋滞ノロノロの多い街中では実に有利。トルクの太さも相まって「MTだと街乗りが大変」という人にこそ、今回のシビック TYPE Rは乗ってもらいたいクルマです。

 シフトダウン時に自動的にエンジン回転数を合わせる「レブマチックコントロール」も進化。クラッチワークさえ気を付ければ、シフトダウン時にガクガクさせることがありません。実に滑らかに街乗りが楽しめるのです。

 唯さんは坂道発進の時、パーキングブレーキを多用されます。これが電子式なので、実に器用に指を動かしながら発進させるのですが、ちょっと大変そう。そこで「オートブレーキホールド機能を使ったら?」と進言。オートブレーキホールド機能を使うと、停止時にブレーキペダルを離しても車両は停止したままになります。ということは、発進時にクラッチとアクセルの操作をするだけで、足を踏みかえたり、片手でハンドルを握っている必要がないのです。

 「これ、メチャクチャラクですね!」と、さらに笑顔。ただし、このブレーキホールド機能は、エンジンを切る度にリセットされるので、いちいちオンにするのは面倒だったりします。

 エンジンレスポンス、レブマチックコントロール、オートブレーキホールドの3種の神器により、普段乗りがすこぶる快適。「とってもラクなクルマですよ!」と言う唯さんの言葉に嘘偽りありません。

 昔ながらのクルマ乗りの人は「なんだ、電子制御で面白くないクルマなのか」と思うかもしれませんが、そんなわけありません。「このクルマ、街乗りが楽しいんですよ。クルマがシッカリと地に足が着いている安定感があって、クイックに曲がれるんです。視界が広いから怖くないんですよ」と絶賛。街乗りで楽しめる、というのは、この手の「速い」クルマにしては珍しいところ。

 「いつまでも運転していたくなりますね」と満面の笑みです。とにかく生理的にとても心地のよい1台。500万円というプライス、納車まで長期間待たされるとしても「ひょっとしたら最後の純ガソリンエンジンのTYPE R」を買わない理由はない、と言いたくなります。

 もちろん+Rモードなども試しました。ですが、CONFORTで十分に楽しい! 先代では+Rモードでずーっと走らせていたのに、いつしかCONFORTに戻している。そこにこのクルマのすごさを感じました。

 「速くて、快適で、使い勝手がよくて、運転していて楽しい」。それは誰もが求めますし、新車発表会などでメーカーがよく口にする言葉です。確かに速いクルマはいくらでもあります。速さはともかく、運転が楽しいクルマもあります。ですが、すべてを満たすクルマは、そう多くありません。第2世代TYPE Rと銘打った6代目シビック TYPE Rは、その狙いが見事に実現した1台といえそう。

 「そう考えると500万円というプライスは、お買い得かもしれませんね」。物欲しそうな眼でシビック TYPE Rを見ていた不肖に、唯さんは笑顔で悪魔の一言を放ったのでした。

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モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

 10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添えた。

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