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連絡手段は複数持っておくとヒヤリ防止に&2要素認証も重要

Twitterの凍結祭りで友人と音信不通でヒヤリ、救世主はあのSNSだった?

2023年03月06日 17時00分更新

混乱に乗じた攻撃からアカウントを守るには?

 といった感じで、mixiがヒヤリ回避&ホッと解決のキーマンになってくれた今回のケース。mixiについてはもしかしたら今後、さまざまなSNSの避難先として重宝される存在になるかもしれません。このままTwitterの規制が厳しくなっていくようなら、mixi回帰があるかもしれない、と予想する人さえ出てくる始末です。

 凍結祭りとは直接的な関係はないかもしれませんが、Twitterはこの先もしばらく不安定な状況が続く可能性があるでしょう。そしてこういった混乱時を狙って、悪意ある攻撃者は暗躍します。Twitterアカウントの乗っ取りはその最たるもの。それを避けるのに有効な手段が「2要素認証」です。

 2要素認証とは、サービスにログインする際にパスワードを入力すると、あらかじめ登録しておいたスマホのSMSにユニークな番号が送られてきて、その番号も入力することではじめて利用可能になるといった、2段構えでユーザーを認証する仕組みです。

 Twitterでは、SMSのほか認証アプリ(Google Authenticator、Authy、Duo Mobile、1Passwordなどに対応)、ハードウェアセキュリティキーを使った2要素認証が可能です。

 Twitterではこの3種類のなかでSMSによる2要素認証が最も手軽で利用しやすいです。危険が及ぶ前にぜひ導入を……と思いきや、なんとマスク氏の改革によって、SMSによる2要素認証は2023年3月20日以降、有料プラン「Twitter Blue」に加入しているユーザーだけが使えることになってしまいました。

Twitterは2要素認証の選択肢の1つ「SMS」を有料化

 結果、大多数の無料ユーザーは認証アプリもしくはセキュリティキーを使わなければ2要素認証ができなくなってしまうことになります。セキュリティを確保しながらTwitterを利用するのは多少面倒になりそうです。

 なんにせよ、かつてのmixiユーザーは今のうちにアカウント情報を思い出しておくと良いでしょう。なんなら10年ぶりにログインしてみてはいかがでしょうか? 何かあったとき、今回の投稿者さんと同じように、mixiに救われ、ヒヤッとするトラブルを回避できるかもしれませんよ。

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