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ドコモ、東北大学と共同で「脳の健康チェックAI」「脳の健康トレーニングAI」を開発

2023年01月27日 12時00分更新

サービスイメージ

 ドコモは1月26日、スマートフォンとAI技術を活用した「脳の健康チェックAI」および、東北大学と共同で「脳の健康トレーニングAI」を開発したことを発表。これらのAIを搭載した試作アプリを2月2日からオンラインで開催される「docomo Open House’23」で公開する。

 日本社会の高齢化は拡大傾向にあり、2025年には約700万人が認知症になると予測され、大きな社会課題となっている。また、口の機能の低下と認知機能の低下には相関性があることが知られている。

脳の健康チェックAI

 「脳の健康チェックAI」は、普段利用しているスマートフォンの利用傾向や歩数、位置情報などをAIが分析することで、情報処理や遂行力などの6つの観点から脳の健康状態や推定年齢をチェックできる。

 さらに利用者に対して、脳の健康トレーニングなどを促し、必要に応じて専門的な認知症検査の受検を案内するなど、早期対策にむけた情報も提供される。

脳の健康トレーニングAI

 「脳の健康トレーニングAI」は、スマートフォンのカメラで撮影した頬や舌など口周りの運動をAIが自動判定しながら、計算課題など4種類の脳のトレーニングを行うアプローチを採用。楽しみながら口と脳の健康維持・増進を図ることができるという。

 今後は、三谷産業と協力し、従業員を対象とした「脳の健康チェックAI」と「脳の健康トレーニングAI」の実証実験を行ない、2025年3月までのサービス化をめざす。

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