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mouse B4-i5のシャンパンゴールドモデルをレビュー!

仕事や普段使いの1台に、マウス製の"オシャレ"な14型ノートPCはいかが?

2022年12月28日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●市川/ASCII
提供: マウスコンピューター

第12世代Coreのパワーでリモートワークもエンタメも十分快適

 mouse B4-i5が搭載するCPUは、第12世代インテルCoreプロセッサーの省電力モデル「Core i5-1240P」。性能重視のPコアを4基、効率重視のEコアを8基搭載する合計12コア/16スレッドのCPUで、最大ブースト時の動作クロックは4.40GHzに達する。省電力モデルだからといって油断できない性能を秘めている。

 システムメモリーは標準で16GB(DDR4-3200 SO-DIMM 8GB×2)を搭載。一般的なオフィス用途やウェブ閲覧、動画視聴などであれば十分な容量だ。もう少しメモリー容量に余裕がほしい場合は、注文時のオプションカスタマイズで最大64GBまでの増設にも対応している。

 画面描画を行なうGPUには、CPU内蔵の「インテル Iris Xe グラフィックス」を使用する。ゲーミング性能はビデオカードに敵わないものの、動画再生支援については最新動画コーデックAV1を含め、主流の動画コーデックをほぼすべてサポートしている。配信サイトでの動画視聴時に困ることはないだろう。

YouTubeで4K・60fps動画視聴時の負荷の様子。全然余裕の状態だ

CPU-Z(左)とGPU-Z(右)の実行結果

 また、mouse B4-i5は付属ツールの「Mouse Control Center」より、動作モードを「バランスモード」と「静音モード」に切り替え可能だ。重たいベンチマークでも走らせたりしない限り、そんなに冷却ファンがうるさく回ることはないが、図書館など本当に静寂性が求められる場所では、静音モードを活用すると良いだろう。

Mouse Control Centerの「パワーセッティング」項目に動作モード切り替えがある

 では、ここからいくつかのベンチマークを実行して、mouse B4-i5のパフォーマンスを測っていくことにしよう。今回の検証ではバランスモードを使っている。

 まずはCPUのマルチスレッド性能とシングルスレッド性能を3DCGのレンダリング速度で測る、定番の「CINEBENCH R23」の結果から。

CINEBENCH R23実行結果

 結果はマルチスコアー8617pts、シングルスコアー1670ptsとなった。第12世代インテルCoreプロセッサーらしい高いスコアーを記録していると言って良いだろう。

 比較として一世代前の同クラスに相当する「Core i5-1135G7」を搭載したノートパソコンのスコアーを見てみると、こちらはマルチスコアーが約3300、シングルスコアーが約1280というものだった。同じCore i5でありながら、一世代違うだけでここまで大きな差になるとは、やはり第12世代Coreでのジャンプアップはかなり大きかったのだなと、改めて思う次第だ。

 次に、実アプリケーションに近い負荷でパソコン全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2574)を実施した。

PCMark 10実行結果

 総合スコアーは5016で、その内訳は、アプリ起動速度、ビデオ会議、ウェブブラウジングの性能を測る「Essentials」が9498。表計算や文書作成のオフィスアプリ性能を測る「Productivity」が6636。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が5436という結果になった。

 ウェブ閲覧や動画視聴など、普段のエンタメに関わるEssentialsが9000台半ばに達していて、やはり普段使いにはまったく問題ない性能を発揮してくれそうだ。それに対してProductivityが伸び悩んでいるようにも見て取れるが、このスコアーでも十分合格点でオフィスアプリもサクサク動くはずだ。

 GPU性能に左右されやすいDCCも伸び悩んではいるが、これでも従来の内蔵GPUよりは確実に進歩してきていて、AMDの「Ryzen APU」とほぼ遜色ないレベルにまでスコアーは上がってきている。

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