たった半月で1.6億円以上の被害が!
しかしながら、さすがに自分の使っていない銀行のフィッシングメールに対応するのはいただけません。一度フィッシングメールが送られてくると、とにかくさまざまな銀行(ニセモノ)から似たような内容のメールが送られてきます。まさに「数打ちゃ当たる」的な思考なのでしょう。
2022年はこういった銀行を騙ったフィッシングメールが非常に多く、各銀行(本物)は口座開設者に向けて注意喚起を促していましたが、それでも被害は少なくありません。警察庁の発表によれば、2022年9月1日から9月15日までにフィッシングメールによる不正送金が総額約1億6900万円に上ったそうです。わずか半月ですよ!
銀行から送られてきた、自身の口座に関する警告については、まずはその内容を精査するとともに、メールから誘導されるWebサイトへアクセスするのではなく、直接銀行の公式ページにアクセスして自身のマイページを確認するようにしましょう。メールからアクセスするのではなく、ブラウザやアプリから直接アクセス、これに尽きます。万が一問題があればほぼ間違いなくマイページから解決できるでしょう。
ということで今回のヒヤリ案件、投稿者さんはそもそもオンラインサービスを利用していなかったということでそこは苦笑しかありませんが、各銀行のオンラインサービスを利用している人でしたら、この事例を心に留めておいていただいて、今後の対策に活かしていただければと思います。
アナタのとっておきの「ヒヤッとした話」を教えてください!
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