週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

えきねっと&ビューカードを装う詐欺メールに注意

クレカ情報を盗もうとする偽鉄道サービスの見分け方と対策

2022年11月24日 17時00分更新

年末年始の予定を立て始めた人も多いのでは。鉄道関連サービスを装うフィッシングに注意しましょう

旅行・帰省の移動手段にも詐欺メールの魔の手が!

 以前、高速道路の管理運営団体などを装い「あなたのETCが無効になった」と偽メールを送り付けてクレジットカード情報を騙し取ろうとする詐欺の手口をお伝えしたことがあります。

 観光や帰省を予定している最中にこんなメールが届いたら、慌てて引っかかってしまうかもしれません。つまり、年末年始の予定を立てている今頃が一番危ないのです。そして悪意ある人たちはクルマだけでなく、鉄道旅行に対しても罠を仕掛け始めています。

ここ重要→「本物のメールにはURLがない」

 まず、JR東日本の新幹線チケット予約サービス「えきねっと」の運営を騙るフィッシング(偽Webサイト)詐欺メールが大量に飛び交っています。これは、「えきねっと」からのメールを装って“アカウントが自動退会処理された”と偽り、偽サイトにクレジットカード情報を含む個人情報を入力させるというもの。

 本物の「えきねっと」も2年間未ログインの場合は自動退会処理される仕様のため、『自分の最終ログインは2年以内だ』と自信がある人以外には見分けがつきにくいという面倒な状況もこのフィッシング詐欺を有効な手口にしています。本物からの自動退会処理メールにはURLの記載がないことを覚えておきましょう。

フィッシング対策協議会のWebサイトより

ビューカードは個人情報を聞くメールを出さない

 同じくJR東日本のクレジットカードブランド「ビューカード」を騙ったフィッシングも増加しています。“不正利用を検知したので一部制限した。確認できないと利用制限を継続する”といった内容で、偽サイトに誘導してビューカードに関する個人情報をすべて入力させる手口です。

 これに関しては公式から、「弊社では、クレジットカード情報や個人情報をお伺いするメールを、一切お送りしておりません」とアナウンスされているので、再ログイン含む個人情報の入力を促すメールには“無視”が最良の対策となるでしょう。

フィッシング対策協議会のWebサイトより

 これらの詐欺メールは手を変え品を変え、あなたのスマホやパソコンに届くはずです。怪しい、もしくは緊急を要する内容のメールが届いたら、その本文は脇に置き、まず公式サイトで確認するのが定石です。今のうちから公式サイトをブックマークしておくとよいでしょう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう