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破格のコスパが魅力のJN-VG233WFHD200をレビュー

21:9ウルトラワイドの200Hz駆動で約3万円!? 23.3型がちょうどいい

2022年12月02日 12時00分更新

ウルトラワイドでもコンパクトで扱いやすい
ベゼルが狭額縁のスタイリッシュなデザイン

 JN-VG233WFHD200の外観に触れていくと、全体は黒一色でまとめられ、パネル下部のJAPANNEXTのロゴがいいアクセントとなっている。液晶パネルの左右下部には赤く光るLEDが搭載されており、ゲーミング用途でPCを派手なイルミネーションで飾っている人であれば好印象ではないだろうか。

 なお、これらのLEDは、工場出荷時は常時点灯だが、OSDから高速で点滅する「フリッカー」に変更できるほか、LEDを必要としない人であれば無効に設定することも可能だ。

液晶パネルの左下と右下に用意された赤色LED。常時点灯と消灯のほか、OSDから点滅させることも可能だ

 サイズは、スタンドを付けた状態で563(W)×161(D)×367(H)mmと、23.3型だけあって非常にコンパクト。ウルトラワイドディスプレーながらも、机上で邪魔になることはそうそうない。スタンドは台形タイプでフットプリントは160(W)×200(D)mm。そこに25mmほどの支柱を備え、支柱と液晶パネルをそれぞれ2つのネジで固定する設計だ。液晶パネル自体の重量がさほどないため、スタンドの安定性は十分良好だ。

スタンドの支柱が細いようにも感じられるが、液晶パネルの重量自体があまりないため、安定性に関しては申し分ない

 高さ調節はできないものの、-5~+15度のチルト調節機能を有しており、ある程度の位置調節が可能。また、液晶パネルのベセルは約2.5mmで、約5mmの画面非表示領域と合わせても8mm以下の狭額縁デザインを採用している。フルスクリーンでゲームをプレイしたり、動画を再生したりした際のインパクトはなかなかのもの。JN-VG233WFHD200であれば、ゲームの没入感が高くなることは間違いない。

液晶パネルの高さは360mmほどで調整できないものの、角度を調節するチルト機能が用意されている

画面非表示領域とベゼルを合わせても8mmもなく、没入感がある

 また、JN-VG233WFHD200はスピーカーを備えていないものの、ミニプラグのヘッドフォン出力端子が用意されている。このヘッドフォン出力端子は、映像出力端子と合わせて液晶パネル背面に平行に実装されており、製品のコンパクトさも相まってケーブルの抜き差しがかなり容易に行える。

 ただ、一点だけ苦言を呈するとすれば、OSDの操作用となるスティックボタンの位置だ。このスティックボタンは、映像出力端子などと同列の位置に実装されており、表側から指を回し込むと、結構奥まった位置になってしまっている。OSD自体は分かりやすくまとまっているものの、スティックボタンが少々操作しづらいと感じてしまった。

背面には写真左からOSD操作用スティックボタン。HDMI-2(HDMI 1.4)、HDMI-1(HDMI 2.0)、DisplayPort 1.2、ヘッドフォン出力、電源ポートの順に並んでいる

 電源にはACアダプターが付属。そのほか、1.5mのDisplayPortケーブルが1本同梱されている。このDisplayPortケーブルはHDMIケーブルに比べて比較的高価なので、それがあらかじめ用意されている点はありがたい。

 また、DisplayPortケーブルにラッチがないタイプなのも地味に評価できる。そのほか、VESAマウント用の金具も用意されており、75×75mmに対応したモニターアームなどでJN-VG233WFHD200を固定することも可能だ。

付属品一覧。ACアダプターのほか、VASEマウント用金具、DisplayPortケーブル(1.5m)が同梱されている

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