週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Lepton WS3900WRX80Aをレビュー

CINEBENCHで5万pts超!Threadripper搭載100万円超PCの神性能

2022年11月05日 11時00分更新

Blenderでもレンダリングしてみた

 実際のソフトを使ったCGレンダリングテストの結果もご覧いただこう。ASCII.jp記事「アドビ製ソフトなどのプロジェクトファイルと検証方法を無償公開!クリエイター向けPC、Lepton Motion Pro Z690の本気度がスゴイ」でも使用した、Blenderのレンダリング時間だ。

 詳しい使い方は上記の記事やサイコムが公開しているPDFを参照していただきたい。ざっくり言えば、ダウンロードしたファイルを開き、レンダーデバイスを選んでから、レンダリングを開始するだけと、ソフトさえ持っていれば誰でも試せるようになっている。

 なお、今回の構成ではGPUがGeForce GT 730なので、OptiXなどは使えない。そのため、「CPUのみ」(Cyclesレンダーデバイス:なし)、「CUDA」(GPU+CPU)の2パターンで試してみた。ちなみに、CUDAはGPUのみのパターンでも試してみたのだが、予想レンダリング終了時間が10時間以上になったため、途中で中止した。

「Cyclesレンダーデバイス」の設定から、レンダリングに使うリソースを選択可能。「なし」ならCPUのみ、「CUDA」ならGPUのみとGPU+CPUの2パターンが選択できる

「CPUのみ」設定で試した結果。左上の「Time:01:31.68」が出力時間となる

 「CPUのみ」設定のレンダリング時間は約1分32秒。「CUDA」(GPU+CPU)設定のレンダリング時間は約2分37秒という結果になった。遅いGPUを搭載している場合、下手にGPUを使わないほうが圧倒的に速いということだろう。

 Core i7-12700K+GeForce RTX 3060という組み合わせでCUDAを使った場合、レンダリング時間は約1分44秒だったので、Ryzen Threadripper PRO 5975WXでは、この組み合わせよりも速いということに驚いた。

 といっても、GeForce RTX 3060だとOptiXが使えるし、これを使うと約36秒と爆速になるため、単純比較はできないのだが……。いずれにせよ、Ryzen Threadripper PRO 5975WXのCPUパワーが高いということはわかってもらえるだろう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう