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Lepton WS3900WRX80Aをレビュー

CINEBENCHで5万pts超!Threadripper搭載100万円超PCの神性能

2022年11月05日 11時00分更新

 ワークステーションやサーバーなど、CPUの性能とメモリーの容量が重要になる用途で活躍してくれるサイコムのBTOパソコン「Lepton WS3900WRX80A」。前回は高性能CPUを冷却するクーラーやPCの内部を中心にチェックしたが、今回はその性能について見ていこう。

サイコムのワークステーション・専用サーバー向けPC「Lepton WS3900WRX80A」。標準構成の直販価格は94万8830円~(配送料込み)

Lepton WS3900WRX80A
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU AMD「Ryzen Threadripper PRO 5975WX」
(32コア/64スレッド、最大4.5GHz)
CPU
クーラー
Fractal Design「Celsius S36 FD-WCU-CELSIUS-S36-BK」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザー
ボード
ASRock「WRX80 Creator」(AMD WRX80、E-ATX)
メモリー 8GB×4、DDR4-3200
<メジャーチップ・8層基板>
32GB×4、DDR4-3200
<メジャーチップ・8層基板>
ストレージ Crucial「P5 Plus CT1000P5PSSD8」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
Western Digital「WD_Black SN850X NVMe SSD WDS100T2X0E」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
GeForce GT 730 MSI「N730K-2GD3H/LPV1」
(GeForce GT 730、2GB DDR3)
電源
ユニット
Corsair「RM1000x 2021 CP-9020201-JP」
(1000W、80 PLUS GOLD)
PCケース Fractal Design「Torrent Black Solid FD-C-TOR1A-05」
(SSI-EEB、フルタワー)
PCケース
ファン
Fractal Design「Dynamic X2 GP-14」(140mm)
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit」
直販価格 94万8830円~ 100万4310円

 スペックを見てもらえるとわかるが、CPUは32コア/64スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 5975WX」とかなりハイスペックなものを採用している。一方で、ビデオカードはGeForce GT 730搭載モデルで、画面が表示できればいいというもの。そのため、ゲーミング性能はまったく期待できない。

Ryzen Threadripper PRO 5975WXの全コアに高負荷をかけた時のタスクマネージャー。横16×縦4の合計64の論理コア(スレッド)がある

 また、Tensorコアを搭載していないため、GPU向けのAI処理で使いたい人はビデオカードのカスタマイズが必須になるだろう。BTOメニューは豊富で、非搭載(なし)からGeForce RTX 30シリーズのハイエンドまで、30種類以上の選択肢から選べる点がうれしい。

ビデオカードのカスタマイズメニューが驚くほど多い

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