週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

VAIO SX14で検証

実は「高負荷」なウェブ会議、Teamsが快適に動くPCスペックを検証

2022年11月28日 11時00分更新

快適なウェブ会議を進めるためには、かなり高いスペックが必要

 高音質(途切れない)で、高画質なウェブ会議は、ビジネスの現場でも非常に重要。社内のコミュニケーションはもちろんだが、営業など社外とのやり取りでもウェブ会議がまともに動かないのでは、失礼だし、案件の獲得ができない。

 最近ではPCを使った動画再生が普通になっている。ストリーミングやオンデマンドで再生するのであれば、PCの負荷をそれほど気にせず使える場合が多い。しかし、ウェブ会議では映像に加え、音声をリアルタイムで処理している。特に通話では、1秒に満たない短いラグでもストレスにつながるし、少し途切れただけで内容が理解できなくなる。比較的高い負荷が長時間かかり続け、しかも安定して継続し続ける、意外と負荷が掛かる処理なのだ。

 例えば、ASCII.jpで過去に掲載した記事(ZoomやSkypeなどビデオ会議サービスのCPU使用率を調べてみた)では、CPU使用率が35%から50%も掛かることもあった。これは数年前の記事だが、ウェブ会議ではブラウザーやOffice文書などを一緒に使う場合も多く、CPUに加え、メモリーの搭載量も重要になってくる(実はブラウザーはかなりのメモリー食いのアプリだ)。ノイズキャンセリング機能やバーチャル背景などの処理をオンにするとなればなおさらだ。

 まずは、快適なウェブ会議に必要になるCPU性能とメモリー容量について見ていこう。編集部で用意した「VAIO SX14」のスペックはCore i5を搭載し、16GBのメモリーを搭載したフルHD液晶搭載モデル。こちらでTeams利用時のCPU負荷とメモリー使用率をチェックしてみたところ、以下のような結果になった。

VAIO SX14のタスクマネージャーでどのくらいの負荷なのかチェックしたところ。メンバーの顔を表示している状態でのTeamsのCPU負荷は3%程度で、メモリーは1GB弱。全体的なCPU負荷は15%程度だった

画面の共有でブラウザーの内容を表示したところ。スクロールして負荷を掛けると5%前後に増加。全体的なCPU負荷も30%程度に上がった

 VAIO SX14はプレミアムクラスの最新機種となるため、性能は高いほうだ。タスクマネージャーの結果から、Core i5以上のCPUを選択し、16GBのメモリーを搭載した機種であれば、比較的快適に使えそうだが、3年前、4年前の機種ではなかなか大変かもしれない。例えば、ウェブ会議で発表をする際に、ブラウザーを起動しておくだけでも、メモリーの不足が気になる。さらに、Officeアプリを同時に起動する場合では、8GB程度の容量では物足りない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう