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「GeForce RTX 3060相当」は本当なのか!?

Arc A770M搭載NUCは容積約2.5Lの小型サイズでミドルクラスゲーミングPC並みの性能だった

2022年10月20日 11時00分更新

容積約2.5Lの小型&多機能なベアボーンキット

 ここからはじっくり本体を見ていこう。本体サイズは230(W)×180(D)×60(H)mmで、容積約2.5Lの筐体を採用。大きさ的にはHades Canyonこと「NUC8i7HVK」<221(W)×142(D)×39(H)mm>よりも若干大きい。

 しかし、さすがにビデオカードが内蔵できたGhost Canyonこと「NUC9i9QNX」<238(W)×216(D)×96(H)mm>ほどは大型化していない。デスクトップPCとしては十分「小型」と呼べる部類であることは間違いない。

電源ボタンやUHS-II対応SDXCカードスロット横のアクセスランプは、ゲーミングを意識したデザインに思える。正面向かって左のインターフェースはUSB 3.2 Gen 2(Type-A)×2、ヘッドセットジャック(3.5mm)、Thunderbolt 4となる

背面インターフェースはUSB 3.2 Gen 2(Type-A)×4、2.5GbE有線LAN、Thunderbolt 4、3.5mmスピーカー/光デジタルコンボジャック、HDMI 2.1、DisplayPort 2.0×2、電源端子、セキュリティーロックホール

 インターフェースは正面および背面を合わせると、Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen 2(Type-A)×6、3.5mmヘッドフォンジャック、3.5mmスピーカー/光デジタルコンボジャック、SDXCカードリーダー、2.5GbE有線LANなどを備え、かなり豪華な仕様と言える。映像出力はThunderbolt 4ポートに加え、HDMI 2.1やDisplayPort 2.0×2も使える。

 通信系は2.5GbE有線LANのほか、無線機能としてKiller Wi-Fi 6E AX1690iによるWi-Fi 6通信、Bluetooth 5.2を利用できる。このようにNUC12SNKi72はかなり多機能なのだが、その小ささゆえに内部の温度も心配になる。しかし、側面や底面には多くの通風口を備え、十分配慮していることがうかがえる。

側面には両サイドとも10ヵ所の通風口があり、通気性をかなり考慮している印象

底面の通気口からは、うっすらだがCPUとdGPUの冷却用ファン2基が見える

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