【レビュー】第2世代AirPods Proは音質・使い勝手ともに「別物」に大幅進化(西田宗千佳)
U1+スピーカー内蔵で家の中でもすぐに見つかる
もう一つ便利な点は「なくしにくくなった」ことだ。小さいものなのでどこかで落とす可能性はある。その点は致し方ない。だが、ケースに入れたままどこかへ置き忘れるとか、自宅内で行方不明になる、というパターンもある。
そうした時に備え、これまでは、忘れ物タグ「AirTag」をAirPods Proと一緒に持ち歩く、もしくはケースにつけておく人もいたようだ。
だが、第2世代AirPods Proの充電ケースの中には、UWBで通信をする「U1」というチップが内蔵されている。これはAirTagにも内蔵されているもので、iPhoneと組み合わせることで、AirPods Proの充電ケースのある場所まで距離・方向が、数センチメートル単位で把握できるようになる。
そのため、家の中で見つからないのであれば、かなり正確に場所を把握して見つけられる。充電ケースにはスピーカーが内蔵され、「音を出す」こともしやすくなったため、これも見つけるのにはプラスと言える。
そうした部分での「使い勝手の向上」もまた、第2世代AirPodsの魅力である。
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