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【レビュー】第2世代AirPods Proは音質・使い勝手ともに「別物」に大幅進化(西田宗千佳)

ノイズキャンセル精度・音質ともに明確に向上

 ではどう変わったのか? まず音質面だ。

 宣伝などではアクティブ・ノイズキャンセル(ANC)の改良が強調されているが、確かにANCの効きは良くなった。騒音がすべて消えるわけではないが、中低音域の騒音が減り、「かなり快適になった」と誰もが感じるだろう。「2倍の効き」かはわからないが「大幅な改善」であるのは間違いない。

 音質自身も良くなった。こちらは第1世代・第2世代ともに「派手さのない、聞き疲れしにくい音」という意味では同様のテイストで、一聴した感じだと、変化が小さいように思えるかもしれない。だがしっかり聞いてみると、音の細やかさ・精細感が、やはり中低域を中心に改善している。甲高いハイハットのキレも良くなったように思える。

 この辺を考えると、アップルの説明通り「中身を刷新してより良い音を目指した」というのは間違いないようだ。

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