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1988年に発売された「世界標準キーボードの原器」を手に入れた

2022年09月22日 12時00分更新

 いろいろネットを調べて見たら、やはり同じようなことで困っている人が多いようで、すぐに簡単な解決方法が見つかった。筆者の常用原稿書きテキストエディターである、秀丸の製作者が提供してくれている「秀Caps for Windows」(Ver11.9)というキーボードユーティリティを併用することで、任意のキーをFEPのオン・オフに割り当て設定することができる優れものだ。

 筆者は、「右Alt」で「漢字ON」、「右Ctrl」で「漢字OFF」に設定して、今のところ極めて便利に使わせて頂いている。しかし実際にここ2週間ほど、5576-003キーボードをWindows 11で使ってみた感想は、なかなか複雑だ。

秀Caps for Windowsを利用して右Altを漢字オン、右Ctrlで漢字オフを設定してマウスでの操作を止めたらキーボード入力に集中できるようになった

 もちろんキー入力のフィーリングは、筆者の理想に近い完璧さだが。Windows環境では絶対にマウスは使う必要があり、TrackPointキーボードユーザーにとっては、マウスのための余分なスペースやマウス操作の度にキーボードから手を離すことに、大きな抵抗があるのが現実だ。

筆者の現在のメインキーボードTEXのShinobi(上)とメインキーボード候補の筆頭機種である30余年前の5576-003日本語キーボード(下)どちらも捨てがたい

 Windowsから見た場合は、英語キーボード(101/102キー)か日本語キーボード(106/109キー)の違いはあっても、操作するキーボードはいずれも日本語JIS配列なので、設定でキーボードレイアウトを切り替える手間さえいとわなければ、ユーザーにとっては使いよい二重環境だ。しかし最終結果は、もうしばらく併用してから考えたい。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:5576-003 日本語キーボード
・購入:生産販売とも終了品
・価格:2万7000円(1990年ごろの価格)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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