週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「連係スケッチ」と「連係マークアップ」でiPadとMacを連携

【活用提案】iPadがペンタブに! Apple Pencilで描いた絵が、Macのアプリに簡単に貼り付けられる!

2022年10月17日 14時00分更新

手描きの図や絵を簡単にMacの画面に挿入できる

 Macで書類を作る場合、図やイラストなどが入っていると相手にイメージを伝えやすいし、理解度もグンと上がる。かといって、紙に図などを描いて、それをMacに取り込もうとすると、写真を撮ったり、スキャナーで読み取ったりしなければならず、ちょっと手間がかかる。そこで利用したいのが、Macの「連係スケッチ」機能だ。

●「連係スケッチ」を使ってみる

 連係スケッチに対応しているのは、「メール」や「メモ」「Pages」「Keynote」といったアップル純正アプリと、一部のサードパーティー製アプリだ。対応アプリでは、Macの「ファイル」メニューを開くと「iPhoneまたはiPadから読み込む」という項目がある。その下層にある「スケッチを追加」を選択すると、iPadにスケッチの描画画面が表示されるので、そこに図などを描けば、それがそのままMacのアプリに挿入される。

 ここでは、「メモ」アプリを使った場合の手順を紹介するが、どのアプリでも基本的なやり方は同じだ。

Macでアプリを開いたら、「ファイル」メニューの「iPhoneまたはiPadから読み込む」を選択し、使用するiPadの欄にある「スケッチを追加」をクリックする。

iPad側に描画画面が表示される。画面下部でペン先や色を選んで、図を描いてみよう。操作を終えるには、画面右上にある「完了」をタップする。

iPadで描いた図が、そのままMacのアプリ画面に挿入された。

●非対応のアプリでも使う裏ワザがある

 このように実に簡単に使える機能だが、自分が使いたいアプリが連係スケッチに対応していない場合もあるだろう。そんなときは、描いた図をデスクトップに保存するといい。Macはデスクトップでも連係スケッチが使えるので、デスクトップ上に画像ファイルを保存して、その画像ファイルをアプリの画面にドラッグ&ドロップすれば貼り付けることができる。

Macのデスクトップの何もないところで右クリックし、「iPhoneまたはiPadから読み込む」を選択。使用するiPad名の欄にある「スケッチを追加」をクリックする。

iPadで描画して完了すると、デスクトップ上にPNGファイルが保存される。このファイルを使いたいアプリの画面にドラッグ&ドロップしよう。

●写真やスキャンした書類も取り込める

 また、「iPhoneまたはiPadから読み込む」のメニューの中には、「写真を撮る」や「書類をスキャン」も用意されていて、iPadで撮った写真や、スキャンして取り込んだ書類をそのまま挿入可能だ。前述のとおり、「連係スケッチ」に非対応のアプリでも、デスクトップからドラッグ&ドロップすれば挿入できるので、かなり便利に使えるだろう。

 

「iPhoneまたはiPadから読み込む」で「写真を撮る」を選択すると、iPadではカメラアプリが起動するので、ふだんどおりに写真を撮ろう。

撮った写真のプレビューが表示される。写真に問題がなければ、「写真を使用」をタップ。すると、その写真がMacに転送される。

 同様に、iPadで書類をスキャンして取り込む手順も、実にスムーズだ。

「iPhoneまたはiPadから読み込む」で「書類をスキャン」を選択。iPadを書類に向けると、書類を認識した部分が薄い青色で表示される。しばらくすると自動的にスキャンされる。

スキャンした書類は画面下部に表示される。「保存」をタップすると、スキャンしたすべての書類が1ページのPDFにまとめられ、Macに転送される。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事