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1TB NVMe SSDが1万5000円台で入手できる時代

ちょい古くなったVAIO S11のストレージをCrucial P5 Plus SSDに換装して容量アップしてみた!

2022年09月06日 11時00分更新

まだ現役のVAIO S11のストレージ容量を増量せよ

 パソコンを買い替えたら、それまで使ってきた古いパソコンはそのままお蔵入りかというとそうではないだろう。筆者の場合は、昨年VAIO Z | SIGNATURE EDITIONを購入したが、それまで使っていたVAIO S11 | RED EDITIONは、初期化して家族が利用できるように設定。現在でも普通に使っている。

 VAIO S11 | RED EDITIONはCPUがCore i7-8550Uプロセッサーで、メモリーは16GB。ストレージは第三世代 ハイスピードSSD(NVMe)256GBで、LTEモジュールを搭載。CPU的には4世代前のモデルだが、ネット検索や動画再生が中心の活用なら、まだまだ十分現役で活躍できるスペックだ。

 ただ、ストレージ容量が少なすぎる。当時はストレージよりメモリー容量を重視し、ストレージを最低容量にしたのだが、さすがに使い続けていくとストレージが逼迫してくる。しかも、ひとりで使うのではなく3人がそれぞれのアカウントでログインして使うため、更に容量を逼迫してしまうのである。

 これではダメだと思い、ストレージの換装を実行することにした。VAIOシリーズの製品は、簡単に換装できるような仕様ではないが、底面のネジを外すことで内部へアクセスが可能になっている。もちろん、保証対象外となるため換装したいという人は、自己責任で行なう必要があることを念頭に作業してほしい。

「VAIO S11 | RED EDITION」は、天板とパームレストが光沢のあるレッドに塗装された特別塗装色モデル

M.2接続のNVMe SSD 1TBが1万5000円台

 換装するストレージは、今回M.2接続のPCIe 4.0対応NVMe SSD 1TBであるCrucialの「P5 Plus」を選択した。P5 Plusは、シーケンシャルリードが6600MB/秒とPCIe 4.0対応としては最速ではないものの、自社製NANDチップやコントローラーを使った安定性の高い品。しかも、実売価格がAmazonで1万5500円(8月25日現在)とかなり安いのも魅力だ。

Crucialの「P5 Plus」は、PCIe 4.0対応のNVMe SSD。容量は500MB、1TB、2TBの3種類が用意されている

 VAIO S11はPCIe 3.0対応のためP5 Plusだとオーバースペックなのだが、同じCrucialの「P5」だと、価格的には同じなのであまり意味がない。また同「P2」だと、価格は1万1000円台と安いが、速度的に劣ってしまうため、P5 Plusが最適解だと判断した。

 P5 Plusのほかに換装作業で必要なのは、既存のストレージのクローンを作成するための、USB接続のM.2 SSDケース。こちらは対応している製品なら何でもいいので、Amazonなどで安価な製品を購入するといいだろう。

USB接続のM.2 SSDケースはAmazonで売っていた「vigoole M.2 SSD ケース」(2299円で購入)を利用している

 あともう1つは、クローンを作成するアプリだ。こちらはストレージをまるごとコピーする際、容量が違っても自動的にサイズを調整してくれて、しかも無償で利用できるMacrium Softwareの「Reflect 8 Free」を利用した。

Macrium Softwareの「Reflect 8 Free」は、個人利用であれば無償で使える。利用するにはメールアドレスの登録が必要

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