週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

小型で落ちにくい、ノイキャン付きで声の通りがいい音質

ADV.、完全ワイヤレスな“寝ホン”、「Sleeper TWS」を先行販売

2022年08月18日 10時30分更新

声の聞き取りやすい音作りが印象的

 短時間であるがサンプルの試聴ができた。まず音は予想以上にクリアで、やわかく高域がまとまった聞き疲れしにくいものだった。最近では、Spotifyなどの音楽ストリーミングで、英語などの語学学習コンテンツが配信されているが、声が非常に聞き取りやすく、発音なども分かりやすい。就寝前に語学学習をしつつ、気持ちを落ち着けるといった用途にも適しているように感じた。

 音楽の再生でも、音場感が広く、位置関係などが明瞭である点が好印象。ミュージシャン向けイヤホンをコンセプトにしたブランドだが、音楽演奏のニュアンスをよく伝わってきて、演奏のディティールも音楽の全体像もつかみやすい。

 トーンバランスがよく、シンプルな構成のボーカル曲やジャズのアコースティックアレンジなどと相性のいい再生音だ。また、軽く小さいため、長時間装着していても疲れにくいため、勉強中のBGMを聴いたり、Podcastやラジオコンテンツを聴く用途にも適していると思う。

ツノが安定感の秘密だ

 シリコンの滑りにくい質感に加え、フィンの安定感もなかなかよく、ズレたり落ちたりすることを気にせず、安心して使えるのもいいところだ。

 最近は1万円以下の完全ワイヤレスでも高音質に驚くことは少なくなったが、明瞭でありながら、整ってバランスの取れた音は明瞭感、臨場感、音場感などがうまく調和している。

 完全ワイヤレスは、寝ながら使うという意味でも快適。小型のケースはポケットにも入りやすそうだ。ありそうでなかった快適感を提供してくれる製品と言えるかもしれない。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう