曲率R2500で両端の視認性をしっかり確保
ゲーミングも動画視聴も美麗かつ大迫力
また、5X40は曲率がR2500の曲面パネルを採用している。曲面パネルが苦手な人も一定数いるようだが、5X40は曲率を和らげたことで、正面から画面を見ても「曲がっているな」という違和感をあまり感じない。39.7型にもなると、正対する位置に座っても、画面両端まで距離がどうしても長くなり、見づらくなってしまう。しかし、曲面パネルならその距離を短くできるため、両端の視認性が著しく下がることはない。
さらに、フルスクリーンでゲームを遊んだり、動画を視聴する際も便利だ。曲面パネルがユーザーを包み込むような配置になるため、平面パネルよりも大迫力で楽しめる。5X40でSlightly Mad Studiosが開発したレースゲーム「Project CARS 3」をプレイしてみたが、両端の景色が勢いよく流れていき、臨場感は凄まじいものがあった。
液晶パネルの表面仕様は光沢のないノングレアタイプ。ゲームプレイ中や動画視聴の際に、関係ないものが映り込んで興ざめするという心配はない。駆動方式はIPSを採用し、視野角は水平垂直ともに178度と広く、左右からのぞき込んでも色ムラは確認できなかった。もちろん、角度が変わってしまいがちな画面両端の映像も、その色が画面中央付近と異なるということはまったくない。
コントラストは1000:1で白黒はクッキリした印象。輝度は300cd/m2と比較的高め。IPS方式らしく発色は非常にキレイだ。YouTubeの動画を視聴してみると、緑の木々といった風景や動物などが特に美しいと感じた。また、5X40はHDR 10もサポートしているので、対応コンテンツを鮮やかな画面で楽しめるはずだ。
そのほか、眼精疲労の原因と言われるブルーライトを軽減する機能を有しているほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー機能も用意。色温度の工場出荷時設定はノーマルで、OSDから暖色や寒色にも変更できる。さらに、sRGBやDCI-P3、Adobe RGBといった色域に対応し、プロユースを意識した仕様となっている。
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